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もう来た 冬の使者 邑知潟 コハクチョウ初飛来

水面で羽を休めるコハクチョウの親子=羽咋市の邑知潟で

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 羽咋市の邑知潟に、シベリアからの冬の使者コハクチョウが七日、今季初めて飛来したのを、地元のまちづくりグループ羽咋市白鳥の里推進協議会の会員が確認した。記録を取り始めた一九八七年以降、最も早かった昨年より一日遅いだけで、年々初飛来が早くなっている傾向にあるという。

 同日朝、会員の沢田隆さん(68)=羽咋市御坊山町=が、潟を観察していたところ、成鳥二羽と幼鳥一羽の計三羽が飛来。家族とみられ、ヨシの近くで寄り添い、長旅の疲れを癒やすように眠ったり、水面を移動したりした。沢田さんは「今年も姿を見せてくれて安心している」と話した。

 邑知潟はコハクチョウの越冬や渡りの通過点として知られ、ピーク時には二千〜三千羽が羽を休める。三月ごろまで見られ、田んぼなどで餌をついばむ姿は、羽咋の冬の風物詩にもなっている。

  (小塚泉)

 

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