こちらの記事を読みました。
→24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺 労基署が認定 - 産経ニュース
最長月130時間の残業などで元電通社員の高橋まつりさん=当時(24)=が自殺し、三田労働基準監督署(東京)が過労死として認定していたことを7日、遺族側弁護士が会見で明らかにした。
(中略)
高橋さんが友人や母親に送信したツイッターなどでは、1日2時間睡眠が続いたことなどを訴えた上で、「これが続くなら死にたいな」「死んだほうがよっぽど幸福」と記していた。
高橋さんの母、幸美(ゆきみ)さん(53)は「娘は二度と戻ってきません。命より大切な仕事はありません。過労死が繰り返されないように強く希望します」と話していた。
ぼくがこの記事を読んで率直に感じたのは「ひどすぎる。。。」の一言だ。
過労死のラインは月80時間残業、それを大きく超える130時間とかマジでありえない。
ぼくは仕事が好きだ。
しかし、仕事以上に大事なのは本人の健康であり、何より本人の気持ちが充実していることだとおもう。
日本は仕事を賛美しすぎている風潮があるから、どうしても無理をしてしまうケースがある。
電通はその典型的な企業で、その行き過ぎた結果がこのような悲惨な出来事を産んでしまう。
今の仕事が好きか?
あなたは今の仕事が好きだろうか?
もし、これにNOと答えてしまうようであれば、一度立ち止まって考えた方がいい。
イチロー選手や本田圭祐選手のように小さな頃から自分の天職に出会える人もいる。
しかし、彼らのように初めて就いた仕事で自分が望んだ職業に巡り会える人は極々少数だ。
日本人は初志貫徹が好きだ。一つのことを貫き通すことはたしかに美しい。
だが、それは他人から見たあなたに対する評価であり、肝心のあなた自身が仕事で辛い思いをして苦しんでいたのでは本末転倒だ。
人生は誰のためにある?紛れもなく自分のためだ。
大事なのは他人から評価されることよりも、あなた自身が今の現状に納得していることだから。
世間体のために好きでもない仕事を無理して続けていると必ずどこかでガタがくる。
ぼくの知人では、我慢をしすぎてついにはうつ病になった人もいる。
もっと我慢が続けば上記の事件のようにもなってしまう。
人は生きるための手段として仕事をする。
だからこそ、その仕事によって身を滅ぼしていくなんてあってはならないことだとぼくはおもう。
仕事が充実している人は仕事を辞めた経験がある
ぼくの周囲には今の仕事に納得している人が多数いる。
その人たちの話を聞いてみるとほとんど例外なく、仕事を辞めた経験がある。
前述した通り、初めての仕事で自分が望む職場に巡り会える人は本当にごく少数だ。
彼らは、それをしっかり理解しているからこそ、転職に踏み切った。
複数回の転職経験者もかなりいる。
どの仕事に就けば自分が納得するかなんて、まずはその仕事に就いてみないと本当の意味では分からない。
だからこそ、考えてばかりいるのではなく、彼らのようにまずはやってみることが大事だ。
ぼくは仕事は元来、大変なモノだとおもっている。
だが、好きな仕事で大変なのと、嫌いな仕事で大変なのでは大きすぎる開きがある。
好きな仕事であれば達成感や充実感に浸れるけれど、嫌いな仕事ではそのような感情が全く出てこない。
辛い仕事を辞めるのは逃げじゃない
「仕事を辞めるのは逃げだ」、「みんな我慢して仕事を続けてるのに、ぼくだけ辞めるのは情けない」と捉えられがちだ。
だけど、ぼくはそうはおもわない。
ぼくは仕事は好きだけど、それと同時に「たかが仕事」ともおもっている。
仕事より一番優先すべきは自分の幸せだったり、自分の納得感だから。
どれだけ仕事が辛くて、苦しんでも自分が納得してなければ何の意味もない。
だからこそ、ぼくは今まで「違うな」とおもった仕事とはサヨナラしてきた。
そして、次の自分が合いそうな仕事を模索してきた。
っで、今、ぼくはブロガーという仕事をしていてこのように情報発信をしながら生活している。
ぼくはブログが好きだ。おそらくブログというサービスが続く限り、一生辞めないとおもう。それくらいのレベルで好きだ。
自分の好きな仕事に巡り合うには、今の現状に留まらずに試行錯誤するしかない。
具体的に動くしかない。
そして、今の辛い仕事に対してはっきりとNOを突きつけ辞める選択をすること。
辛い仕事を辞めるのは逃げではなく、自分の納得いく仕事に出会うためのスタートラインだとぼくはおもう。
日本では、多くの人が辛い仕事を我慢し続けて自分を疲弊させている。
過労死は年間1万人とも言われている。
もっと自分が生きやすい場所を選ぶことが本当に大事。
辛い仕事を我慢して続けていても自分をただ苦しめるだけだ。
まずは現状に留まらず好きな仕事、好きな環境を自ら模索していこう。
大事なことなのでもう一度言う、辛い仕事を辞めるのは逃げなんかじゃない。
それでは今日はこの辺で。
わっしょい!