なぜ週刊文春だけがスクープを連発できるのか?【週刊文春編集長×大根仁監督】

 今年の年明けから破竹の勢いで特ダネを連発し、一部では“文春砲”と畏怖されている『週刊文春』(以下、『文春』)。その立役者が、’12年から編集長を務める新谷学氏だ。昨年には一時休養を挟んだ期間があったが、今年1月に現場復帰をしてからの文春の勢いは前述の通り。そんな新谷編集長を、映画『SCOOP!』が絶賛公開中の大根仁監督が直撃! スクープを飛ばし続ける秘密に迫った。

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新谷編集長と大根監督。新谷編集長はメディアへの顔出し登場はしないため、手だけ撮影

大根:この映画は企画が2年前に立ち上がったんですが、去年の前半に脚本を書いていた頃は、スクープ一発で雑誌の売上げが伸びるという描写にあまりリアリティがないのでは、と不安だったんです。ところが、今年に入ってからの『文春』のスクープ連発のおかげで、すごくタイムリーな題材になったなと思って。

新谷:劇中で、雑誌『SCOOP!』が特ダネを載せるたびに部数が伸びて、最終的に30万部を超えますよね。「お、うちのほうが勝ってるじゃん」と思いましたよ(笑)。

大根:それはそうですよ(笑)。あれは複数の写真週刊誌の編集部をモデルにしているんですが、編集者が「今は30万部いけば万歳じゃないですかね」と言ったリアルな数字を反映させました。

新谷:うちは完売すれば60万部とかいきますからね。部数を貼り出すことはしませんが、営業部員が「完売御礼」と朱墨で直筆したものをみんなに見せて、「来週もフルスイングでホームラン狙うぞ!」と私が言う。そうそう、映画を見ていて一番笑ったのは、二階堂ふみさん演じる行川野火が、「なんで静さんたちの世代は喩えがいちいち野球なんですか」と言うセリフ。私もいつも現場の記者たちに言っちゃうんで(笑)。

大根:僕も野球世代なので、若い世代、特に女の子と話してると「この喩え、伝わってるのかな」と不安になりますね。

新谷:そういう細かいところを含め、随所にリアルなところが多かったです。うちにも毎年新人の女の子が入ってくるけど、野火と反応が似てるんですよ。「マジ最低ですね」とか「こんなことするために入ったんじゃない」とか、最初はみんな言う。そういう子たちが1年もたたずにガラリと変わるから面白い。

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週刊SCOOP! 10月30日号

映画の中だけの架空の写真週刊誌

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