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【芸能・社会】

手嶌葵 ささやくような歌声で本の世界表現 デビュー10周年新アルバム

2016年10月8日 紙面から

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 今年でデビュー10周年を迎えた歌手の手嶌葵(29)がアルバム「青い図書館」をリリースした。幼い頃から慣れ親しんできた本から着想を得た作品で、手嶌は「10年という節目にこれからの私と一緒に育っていける曲ができました」と手応えを感じている。

 2006年、スタジオジブリの宮崎吾朗監督に見いだされ、「ゲド戦記」のヒロインの声と主題歌「テルーの唄」でデビュー。その後も「コクリコ坂から」の主題歌など、ささやくような歌声で曲の世界観を情緒豊かに表現してきた。

 2年ぶりのアルバムは9曲を収録。切ない物語をオーケストラの音色で奏でる「ナルキスと人魚」やミステリータッチの「ミス・ライムの推理」など、多彩なサウンドに乗せたさまざまな物語の世界を「司書」の手嶌が独特の歌声で描き出している。

 さらに、ジブリの「紅の豚」の主題歌「時には昔の話を」を歌った時から敬愛している加藤登紀子(72)に依頼した新曲「想秋ノート」「白い街と青いコート」も。「『想秋−』は私の10周年を祝ってくださる歌で『恋をしなさい』と言われています…」

 14日公開の映画「永い言い訳」の挿入歌「オンブラ・マイ・フ」でオペラの独唱曲を披露するなど新境地にも挑戦。来年には30歳ともう一つの節目を迎える。「デビュー当時から歌ってきた大人っぽい曲が、だんだん似合う年になってくるのが楽しみです!」と目を輝かせた。

 

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