大隈教授のノーベル賞受賞、リオ五輪のメダリストのパレードと日本にとっておめでたいことが続いています。せっかくの機会なので、乗っかって大いにいい気分に浸りたいと思います。
喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び集めて 喜びに来る
皆それぞれ自分らしいやり方で喜びを表現しますね。大隈教授は年齢もあるでしょうが、歴史に名を刻んだというのに落ち着いた雰囲気で、人柄が画面から伝わってくるような好印象。一方メダリストたちの場合は、卓球の水谷選手のガッツポーズなども記憶に新しいですが、生き生きとした高揚感、興奮状態を感じさせます。
どちらの感じも好きなのですが、日本発祥の競技はあまり喜びを表に出してはいけないようですね。相撲や柔道など。対してサッカーなどはゴールの後にダンスをしたりバク転したりと派手なことをしてもおとがめなしで、それも見どころかもしれません。
昔、将棋をよく観戦していました。必ず一方が「負けました」「ありません」などと投了の意思表示をしてゲームが終わるのですが、勝者もポーカーフェイスを保ちます。そして勝者も敗者もそそくさと最初から並べ直して「この局面、こう指せばどうだったですかね」などという感想戦が始まる。これはどんな大一番だろうと、どんな試合内容だろうと行われる暗黙のルール。棋界の風雲児(傾奇者か)の橋本崇載八段であってもそれは守っています(多少こわもてな外見と違って実は礼儀正しい人です)。
「勝った後どんなに内心『ウッヒョー!』と思っていても神妙な顔をするんです」と言っていた棋士がいましたが、喜びも悔しさも心にとどめて淡々と振る舞うのが日本の伝統なのかもしれません。話がだいぶそれましたが、これからも日本に良きこと多かれと祈ります。
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