蹴球探訪
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【プロ野球】柳田が戻ってきた タカ強力打線復活だ2016年10月7日 紙面から
最強打線が復活−。ソフトバンクの工藤公康監督(53)が6日、クライマックスシリーズ(CS)突破へ大きな手応えをつかんだ。右手薬指骨折で離脱していた柳田悠岐外野手(27)が35日ぶりに1軍合流し、ヤフオクドームで行った6イニングの紅白戦では「柳田−内川−長谷川−松田」の中軸が計6安打と爆発。前半戦の快進撃を支えた最強打線が、8日開幕のファーストステージで3位ロッテを粉砕する。 ロッテを粉砕する準備は整った。リーグ3連覇を逃した後、元気のなかった工藤監督の表情に本来の明るさがよみがえった。 「みんな戻ってきて、打線がいいつながりを見せてくれた。7日まで万全の準備をして、(CS)初日を迎えたい」。右手薬指骨折で離脱していた柳田が約1カ月ぶりに1軍合流。紅白戦では主力の白組の3番に名前を連ね、ついに「最強打線」が復活した。 3番柳田は昨季トリプルスリーを達成し、4番内川と5番長谷川はともに首位打者経験者。6番松田は今季リーグ日本人トップの本塁打を放っている。外国人助っ人はいなくても、12球団随一といえる中軸。それぞれが輝けば、圧倒的な破壊力を生み出す。 紅白戦では、初回2死で柳田が寺原から左前打。直後に試みた二盗は失敗に終わったが、ブランクの影響は感じさせなかった。2回は内川と長谷川の連打で無死一、二塁とし、松田が右翼線へ適時二塁打を放った。 自慢の中軸は6イニングで計6安打8出塁と爆発。ただ、CSでは、自慢の中軸にもチームプレーを課して、徹底的に勝利にこだわる。 紅白戦後の円陣で工藤監督が選手の前に立った。「CSでは(中軸に)右打ちのサインも出ると思う」。能力が高い中軸は基本的に「フリー」で打たせてきたが、短期決戦では「進塁打」のサインを出す可能性があることを伝えた。 「1点を取る野球を強く意識してほしい。最悪を考えて、最高の結果になればいい」 この日の紅白戦では、2回無死一、二塁で松田が実際に「右打ち」の指示を受けた。結果は右方向への適時二塁打で、試合後は「CSは犠牲心がないと勝てない」と強調した。最強打線が一つになれば、3年連続日本一への道は必ず開ける。(倉成孝史) PR情報
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