【9月29日 時事通信社】オーストラリア政府は30日、12隻の次期潜水艦調達計画をめぐり、フランス政府系の造船大手DCNSに設計を依頼する契約を交わしたと発表した。DCNSは機密情報漏えいが発覚し、採用見直し論もあったが、納入の遅れを避けるため予定通り契約に踏み切った。

 パイン防衛産業相は「契約により、次期潜水艦計画が正式に始動した」と説明。潜水艦に搭載する戦闘システムの供給業者に、米防衛大手ロッキード・マーチンを選定したと明らかにした。

 豪政府は4月、次期潜水艦の共同開発相手にDCNSを選定し、「そうりゅう」型を売り込んだ日本、ドイツは落選した。(c)時事通信社