「オートファジー」(autophagy)の業績で大隅先生がノーベル賞を受賞しました。
「auto-」はギリシャ語の「自分自身」を表す接頭語、phagyは「食べること」の意味だそうです。
細胞内の異常や過剰の「タンパク質」を認識して膜で取り込み、分解、再利用する仕組みです。
実は昨年「サイエンスZERO」という番組でこの研究が取り上げられ、大隅先生ご本人の説明を聞きながら興味深く観ました。
番組は「NHKオンデマンド」で108円で観られます。
私も今夜再び観たところ、オートファジーの仕組みや生体における意味などがよくわかりました。
ちなみにこの番組は10/9の夜にNHKEテレで再放送(別ウインドー)されます。
(写真はサイエンスZEROの公式ページより)
すごいなー
番組には、今回ノーベル賞を共同受賞するのではないかと言われていた水島昇先生も出ていました。
まだ50才です。
若いです。
すごいです。
こういう、ものすごく頭がよくてすごい人を見ていると、つくづく自分が凡人でアホウだと痛感します
でも私の体の37兆個の細胞の中では、今もこのオートファジーを始め、遺伝子複製や細胞分裂、神経伝達など、ものすごい数の反応が日夜行われているのです。
そう思うと、こんな自分の身体も実はものすごいのだと驚かされます。
(人間の細胞数は2013年の研究でそれまでの60兆個から37兆個に修正されました)
ノーベル医学・生理学賞?
今回の受賞では、多くのメディアが「ノーベル医学・生理学賞」という表現をしていました。
でもたしか昨年までは「ノーベル生理学・医学賞」が普通だった気がします。
英語表記も「The Nobel Prize in Physiology or Medicine」なので、「ノーベル生理学・医学賞」の方が正しい気がするのですが。
なんで今年から変わったのか〜?
調べたのですが情報はありませんでした。
気になっている人はいないのかな。
生理学とは
「生理学」はあまりなじみのない言葉かと思いますが、辞書によると
主として機能的な面から生命現象の営みを自然科学的に究明する学問。形態学と対置される。
とのことでした。
やはりよくわからない。
生物学から形態学を抜いた感じでしょうか?
ちなみに「生理学」は英語で「physiology」。
「physics」(物理学)や「physician」(医者)といつも混乱します
さて来週村上春樹氏はノーベル文学賞をとるでしょうか。
私は彼の作品が大好きなのですが、Cさんは大嫌い。
受賞したときが楽しみです
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