2016年10月8日03時19分
8日午前1時46分ごろ、阿蘇山(熊本県)の中岳第1火口で爆発的噴火が発生し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げたと気象庁が発表した。噴煙の高さは不明だが、火口の周囲1キロを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性がある。気象庁は約2キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして、警戒を呼びかけている。
警察や消防によると、午前2時50分現在、けが人の情報は入っていない。
中岳第1火口は7日、火山性微動の振幅が大きく、火山ガス(二酸化硫黄)が非常に多い状態が続いていた。7日午後9時52分にも小規模な噴火が発生し、火口から8キロ離れた場所で降灰が確認された。
中岳第1火口での爆発的噴火は昨年9月14日以来。この時は火口から約2キロの高さまで噴煙が上がった。警戒レベルも2から3に引き上げられたが、2カ月後の11月24日にレベル2に引き下げられていた。
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部