気象庁 火口付近では大きな噴石や火砕流に警戒を

熊本県の阿蘇山で爆発的な噴火が発生したことについて、気象庁は記者会見を開き、「中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒してほしい。また、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石および火山ガスにも注意してほしい」と呼びかけました。
熊本県の阿蘇山で爆発的な噴火が発生したことについて、気象庁の齋藤誠火山課長は午前4時から記者会見を開き、「中岳第一火口では午前1時46分に爆発的噴火が発生し、火口から1キロを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性がある。このため、阿蘇山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2から3に引き上げた。中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒してほしい。また、火口周辺では、強風の際に小さな噴石が2キロを超えて降るため、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石および火山ガスにも注意してほしい」と呼びかけました。