阿蘇山 噴火警戒レベルを3に引き上げ 噴石に警戒を
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8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生しました。気象庁は、噴火警戒レベルを2から3に引き上げ、中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、8日午前1時46分ごろ、熊本県の阿蘇山で爆発的な噴火が発生しました。
火口周辺は雲に覆われていて、噴煙の高さは不明だということですが、この噴火によって、火口から1キロを超える広い範囲に噴石が飛んでいる可能性があるということです。
気象庁は、今後も同規模の噴火が起きるおそれがあるとして、噴火警戒レベルを2から3に引き上げて、中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲には近づかないよう注意を呼びかけています。
火口周辺は雲に覆われていて、噴煙の高さは不明だということですが、この噴火によって、火口から1キロを超える広い範囲に噴石が飛んでいる可能性があるということです。
気象庁は、今後も同規模の噴火が起きるおそれがあるとして、噴火警戒レベルを2から3に引き上げて、中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲には近づかないよう注意を呼びかけています。
「前が見えないくらい火山灰」
阿蘇市役所総務課の広瀬和英課長補佐は「噴火したという情報を受けて、車を運転して市役所に駆けつけたが、大粒の雨のような感じで前が見えないくらい火山灰が降っていた」と話していました。
また、市役所は停電していて、非常用の電源を使用して対応に当たっているということです。
阿蘇市役所は職員を招集して、噴火の影響などの情報収集を行うとともに避難所が必要ならば開設するなど状況の確認をしたうえで対応していくとしています。
また、市役所は停電していて、非常用の電源を使用して対応に当たっているということです。
阿蘇市役所は職員を招集して、噴火の影響などの情報収集を行うとともに避難所が必要ならば開設するなど状況の確認をしたうえで対応していくとしています。
「硫黄化合物のような臭い」
阿蘇山周辺を管轄する阿蘇広域行政事務組合消防本部によりますと、噴火があったと見られる午前1時40分ごろ、爆風と見られる風の影響で消防本部の建物の窓ガラスが揺れたということです。大きな音などは聞こえなかったということです。
また、周辺では硫黄化合物のような臭いがしているほか、火山灰が降り続き、地面にうっすらと積もっているということです。
午前2時10分現在、けが人などの情報は入っていないということで、引き続き情報収集を続けています。
また、周辺では硫黄化合物のような臭いがしているほか、火山灰が降り続き、地面にうっすらと積もっているということです。
午前2時10分現在、けが人などの情報は入っていないということで、引き続き情報収集を続けています。
活発な火山活動続く
阿蘇山では7日午後9時50分ごろに噴火が発生した以降も、火山性微動の振幅が大きく、活発な火山活動が続いています。
去年9月の噴火では、噴煙が火口から2000メートルまで上がり、火口周辺で大きな噴石が飛んだのが確認されたため、気象庁は噴火警戒レベルを2から3に引き上げていました。
噴火警戒レベルは去年11月にレベル2に引き下げられましたが、阿蘇山では、ことしに入っても小規模な噴火が繰り返し発生しているほか、放出する火山ガスが多い状態も続いていることから、気象庁は火口から1キロ程度の範囲では大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけていました。
去年9月の噴火では、噴煙が火口から2000メートルまで上がり、火口周辺で大きな噴石が飛んだのが確認されたため、気象庁は噴火警戒レベルを2から3に引き上げていました。
噴火警戒レベルは去年11月にレベル2に引き下げられましたが、阿蘇山では、ことしに入っても小規模な噴火が繰り返し発生しているほか、放出する火山ガスが多い状態も続いていることから、気象庁は火口から1キロ程度の範囲では大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけていました。
政府が情報連絡室を設置
政府は午前1時50分、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、関係省庁や地元自治体などと連絡を取り、情報の収集と警戒に当たっています。