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インタビュー
2016年9月29日
10月8日(土)から総合テレビで放送開始となるアニメ「3月のライオン」桐山零役の河西健吾さんと二海堂晴信役岡本信彦さんに作品のみどころについて語り合って頂きました。 「3月のライオン」ホームページはこちら
河西
僕が演じている、桐山零は人付き合いが得意な方じゃなくって、将棋を通じて人との交流を深める、普通で考えたらとっつきにくいのかな?と思われるキャラクターです。
岡本
二海堂は体格は丸みがあって愛嬌がある。底に眠っている芯の部分は熱血。
引っ張っていく力も、こじ開ける力も持っている。
月か太陽で言ったら太陽側の人間です。
岡本
原作が好きで読んでいて、零くんは誰がやるんだろうって考えていたんですけど、河西くんの声に闇属性を感じられてぴったりだなと思いました(笑)
河西
闇属性(笑)あるかもしれないですね。僕も現場で、ほかの役者さんとすぐに打ち解けられるタイプではなく、ひとりでいることも多いので。
で、二海堂、岡本くんがやるんだ、と思って、実は僕の中では意外で僕が知っている岡本くんのイメージと二海堂のイメージは離れていたんですよ。
でも実際にアフレコで絡んだ時には、あっ!二海堂だ!ってすぐにしっくりきました。
河西
人付き合いが苦手なところは似てますね(苦笑)
岡本
「後世に残るような戦法を考えよう」って言い出した二海堂くんは僕の子供の頃とまんま同じでしたね。
僕、小さい頃から将棋やっていたんですけど、人がやらないような戦法を使おう、オンリーワンになりたいっていう気持ちがあったので。
ただ、声優でオンリーワンになろうとは思っていないんですけど、第一線級で活躍している皆さんは逆説的ですけどオンリーワンだからその位置にいるみたいな。
だから上を目指して頑張っていけば、自然とオンリーワンになるんじゃないですかね。
岡本
アニメになってさらに魅力が増したなって思いました。
無音のシーンが楽しめるんですよ。
河西
うん、うん、それは3月のライオンならではかもですね、お芝居以上のものがその無音に出てくると思うんですよ。
ストーリーの空気感を感じることができる作品、楽しみにしてもらいたいですね。
河西
零くんの闇の部分を残しつつ、彼の本質をどれだけ出せるかですね。
心の中のもやもやしたのが、見ている人とリンクしてもらえるように演じていきたいなと思っていますね。
岡本
零くんの魅力や作品自体の魅力が静けさ、という中で、二海堂の明るさ、元気さを、空気感を壊さずに、どうやって出せるか、という部分は大事にしています。
河西
収録がめっちゃ早いことですかね。
岡本
印象深いね、それね!
河西
多分、役者側、スタッフもみんな目指してるものが一緒だから早いんだと思います。
岡本
女の子で誰が好き?3姉妹の中で。
河西
うーーーーん(悩)
岡本
これ分かれると思うんですよ。僕は、決まってるんですけどね。
あかりさんです。
美味しい料理を作ってくれて、節約もできて、母性もあり。
河西
あかりさーーん!分かるんですよ、わかるんですよね、まあでも、うーーーーん(悩)
さすがにモモちゃんって言うと・・・・(笑)
ひなちゃんですかね。ほっとけないというか。
僕、いろいろやってあげたいというか、何かしてあげたい人なので
岡本
10代の頃だったら、迷わずひなちゃんなんですけど、今は守ってほしい(笑)
岡本
将棋知らなくても楽しめます!
将棋って言うと、堅い感じがして、敬遠されがちなんですけど、人間ドラマの方が重厚に描かれているので、ドラマを楽しんでもらえたらいいなと思いますね。
河西
ぼくは、とくに人間関係に疲れてる人に見てもらいたいなと思いますね。
周りには自分の味方はいないんだとか、そういう考えの人。
このアニメを見てもらえば、気づいたら自分にも助けてくれる人がいるんだなと感じてもらえるともうので。
作品さながら、静かに語る河西さんと意気揚々と語る岡本さん。
このお二人が演じているアニメ「3月のライオン」。
後半はそんな彼らのパーソナルな部分に迫ります。お楽しみに。
10月8日 土曜
午後11時から放送開始
高校生の桐山零は、15歳で盤上の格闘技といわれる将棋のプロとなり、周囲から期待される少年。しかし、幼いころに事故で家族を失い、引き取られたプロ棋士の家でも疎外されていた彼の心は、孤独で醒めていた。学校になじめず、自分の将棋に対する中途半端さにも思い悩み、行き詰っていたある日、川本家の3姉妹と出会う。母を亡くし父も不在ながらひたむきに生き、零のことも気遣ってくれる彼女たちとの日々が彼の心を徐々に溶かし、零は新たな気持ちで勝負に挑んでいく・・・。それぞれが失った何かを取り戻していく、再生の物語。