2016-10-06

永遠はわるいもの

先週からぼんやり考えてきたんだけど、結局、お金の悪いところは消えないってとこだよなあ。

誰かの手にあるお金経済的活動を通して他者の手元に移動する。個人感覚では「手元から消える」けれど、お金側に立った視点で見れば、消えない。移動しただけだ。世界にあるお金はどんどん旅をして(移動を繰り返し)、消えたりしない。それどころか信用創造で増えたりする。それが20世紀の経済発展原動力になってきたのは確かなんだけれど、コントロールするという視点に立つと、消えない、不死である、不滅であるってのはすごく厄介だ。

自然界にあるものは何でも時間が立つと消えていく。放射能だって、老人だって、消えていく。だから問題が起きたら耐えて時間経過を待つ」って戦略が取れるし、多分これって生物生存の基本戦略なんだと思う。お金は、そこの「消える」ってシステムが基本構造に組み込まれてないので、災害が起きると手がつけられない。消すためには誰かが買い取って(まあ国だよね)燃やすしか無いわけだけど、それって非情コストが高い&即時性がないわけで、制御手段としてはいひとつだよなあ。

100年後の世界は「死ぬお金」で社会運営されてるんじゃないかなあ。

追記:バブルの崩壊を、「生態系破壊するほどに増殖したお金が適正規模を回復するために行う自死行為」って見立て研究って、誰かやってるんじゃないかな。

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    不況対策にしばしば、期限付き商品券の配布が話題になるけど、 リアルマネーにも期限がついたり、徐々に減額してゆく仕組みになったら面白そうw

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