世にも奇妙な物語は、1990年から放送されている、フジテレビ系の少し変わったドラマである。ストーリテラーとして語り部を務めるタモリは、概要を話してくれる欠かせない存在で、放送された当時からこの役だけはずっと変わっていない。
感動的な結末から、鳥肌が立つ恐怖な結末まで、様々なストーリーがある。時には科学的に存在する仮説を使ったものもあるが、ごく普通の日常の中に起きる奇妙な出来事というコンセプトで作られたストーリーを紹介する番組だ。
1991年12月26日では最終回として、放送を終了する予定だったため、新聞のテレビ欄には最終回を示す「終」のマークがついていた。しかし、急遽再開する事が決定され、1992年4月9日の新聞のテレビ欄には新番組を示す「新」のマークがついていた。2016年になってもその視聴率は20%を超せるほど大人気であり、長寿番組の地位を確立している。
10月8日に放送される「世にも奇妙な物語2016・秋の特別篇」も注目が集まっている。今回の記事では、タイトル名「シンクロニシティ」のあらすじとネタバレについて紹介したい。
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シンクロニシティとは
シンクロニシティとはスイスのある精神科医・心理学者であるカール・グスタフ・ユングが提唱した用語だ。偶然の一致によって何らかの意味をもたらす重要な出来事が起きることを指す。ややこしくなるかもしれないが、つまりあなたが見た偶然はただの偶然ではなく、この先を影響する何らかの予兆となる、ということだ。
例えば、夢に出てきた事が現実に起きたり、たったいま知ったばかりの知識が、たまたまたテレビや漫画に出来てたりする事がある。これらの出来事は全て人間が無意識のうちに、脳内で未来予知をした結果だという仮説もある。つまり、無意識に次に起こる出来事を予測したから、それに関する事を思い浮かんだり行動を起こすのだ。自分の意識でコントロールできる脳の部分はほんの2%しかない。残りの98%にはこのような能力が備わっているかもしれないのだ。
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シンクロニシティのあらすじとネタバレ
今回のストーリーは、新津きよみの短編集文庫本「彼女たちの事情」の中、11番目に収録された「シンクロニシティ」を原作として作り上げた話である。
大学の頃は同級生である二人の女性が、偶然同じ街のデパートで12年ぶりに再会したというところから始まる。すぐに意気投合した二人はまたしても偶然なことに、お互いの夫は出張している上、子供はお泊まり保育日であったため、2人とも今日は休みという事になる。二度目の偶然もあり、二人はしばらく一緒に飲み語ったのだ。
その後、2人は少々酔っぱらってしまい、タクシーを乗る事にした。すると、2人の住んでいる街や再寄りの駅だけではなく、結婚して6年目になる事も子供は男の子で幼稚園児の事も、夫の苗字も何もかもが一致している事が分かった。信じられない事が次々と発覚し、二人の女性の中の一人は勢いあまって運転手に語り出した。
話を聞いた運転手からは「シンクロニシティ」という単語が飛び出た。そして、運転手も過去にあった出来事を語り出した。運転手はある日突然、自分に助けを求める人が夢に現れたという。しかし当時の自分は助けに行けない環境にいるため、起きた時にその夢に出た人が死んだという電話がかかってきたという悲しい過去があった。
そこで話は一転して2人の女性の昔話に戻り、学生の頃に参加した合宿の事を思い出す。先輩面した卒業生の人にいたずらしようと、草むらの草を結んでおくという罠あちこち仕掛けたのだ。それを思い出して今日の日付をみると、合宿の日付けと同じだと言う事に気づいた。
それを聞いた運転手は「因縁ですね」と一言を言ってから、自分の夢に出てきて助けを求めた人は娘だった事と、娘は草で作った罠に絡まって骨折した飼い犬を守るために、大雨で肺炎を発症して亡くなった事を話した。最後に運転手は今日が娘の命日だと、娘に会いに行くことを決めていたとハンドルを切った。
勘が良い方はすでに察していると思うが、2人の女性が草むらで草の罠を作った日から、2人の運命はシンクロし、死の運命までももシンクロしたのだ。二人が作った罠は偶然にも犬を怪我してしまい、女の子が命をなくす原因となった。そして、12年ぶりに二人は出会い、タクシーに乗った時に13年前に草むらで罠を作ったという出来事を思い出した。
また、偶然のことにタクシーの運転手は13年前に娘を失くし、その原因となったのは誰かが草むらに作った罠だ。最後に、2人がこのタクシーに乗った日は娘の13回忌の命日で、運転手が娘を会いに行くと決めていた日だった。度重なる偶然には、何か命に関わるシグナルだったかもしれない。くれぐれも無責任に罠を放っておいてはいけないのだ。
これは原作のあらすじネタバレだ。ドラマ版はストーリーが変わっている可能性もある。放送後にストーリーをまとめる予定なので、ぜひお楽しみにしていただきたい。
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