マニラ=鈴木暁子
2016年10月7日16時43分
フィリピンのドゥテルテ大統領が就任してから7日で100日。殺人もいとわない麻薬犯罪対策と「暴言」で世界中に名を広め、国民の満足度は76%と異例の高さを誇る。一方、南シナ海問題で対立する中国に近づいて見せたり、長年の同盟国・米国をこき下ろしたりもし、外交面では危うさが際立っている。
9月下旬の世論調査では、76%がドゥテルテ氏の働きぶりを「満足」と答えた。「麻薬、犯罪、政治腐敗に反対し、圧倒的支持で当選したことを思えば、驚きはない」。大統領府は結果にこうコメントした。
ただ、外交面では批判や懸念も尽きない。
「オバマ大統領は地獄へ落ちろ…
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朝日新聞国際報道部