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天守閣木造復元 2年先送りを

10月07日 10時31分

天守閣木造復元 2年先送りを

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名古屋城天守閣の木造での復元をめぐり、名古屋市の河村市長は、「丁寧に計画を進めるべきだ」とする議会の意見を踏まえ、6日の市議会で、当初、目指していた2020年の完成を2年間、先送りする考えを示し、関連する予算案の成立に理解を求めました。
名古屋城天守閣の木造での復元をめぐって、河村市長は2020年までの完成を目指して、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案をことし6月の定例議会に提出しましたが、議会側から「完成を急がず丁寧に計画を進めるべきだ」とする意見が相次いだことから、計画を見直す姿勢を示していました。
この予算案について、6日夜、名古屋市議会の委員会で審議が行われました。
この中で河村市長は「熊本地震を踏まえ、石垣の安全性を確保するための調査や建設費用、入場料収入などとの収支見込み調査に時間をかけたい」と述べ、完成時期を2年間、先送りする考えを示し、予算案の成立に理解を求めました。
これに対し、議員からは「急ぐことがどれだけ名古屋の経済発展につながるのか、2年間の先送りは、何かのこじつけとしか思えず、考えが甘いのではないか」などの指摘が出されました。
予算案は7日も委員会で審議が行われますが、自民党などの会派はまだ賛否の方針を決めておらず、予算案が可決するかどうか不透明な情勢です。

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