HOME > レビュー > 貴方はどれだけ覚えていますか? ソニーの「ウォークマン」歴代名機 約260機種を網羅(前)
2016年10月 7日/StereoSound ONLINE編集部
先日の記事で、ウォークマンの思い出の名機と、ハイレゾ対応を踏まえたこれからの展開についての開発陣へのインタビューをご紹介した。その際にソニー社内の通称「ウォークマンルーム」に展示されていた過去の製品の写真を掲載したところ、たくさんの皆さんが写真をチェックしてくれた。
そこで今回は、ウォークマンルームにあった名機たちをまとめて紹介したい。編集部でも分かる限りの発売記事や型番を調べてみたけれど、残念ながら詳細が不明の製品もあった。もし本記事を読んでくれた方の中で、それらの情報をお持ちの方は編集部までメールでお知らせいただきたい。
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※各年代の写真をクリックすると、各年代のより詳しい写真や情報を紹介したページに移動します。製品型番等はそちらでチェックしてください。
1979〜1983年
1979年7月1日に発売された「TPS-L2」(定価¥33,000)からウォークマンの歴史が始まった。
業務用として発売されていた録再モデルのプレスマンから録音機能を外し、ステレオ再生に対応したモデルとなる。初期ロットには「WALKMAN」のロゴもなく、ヘッドホン端子の表示も異なっていた。
このTPS-L2を皮切りに、数々の製品が誕生していくことになる。
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1984〜1985年
1984年頃は、FM/AMチューナー内蔵モデルが増え、さらにCDウォークマン(ディスクマン)も登場するなど、再生メディアが充実していった時代だった。
また、それまでの乾電池に変わり、より小型のガム型充電池はWM-101に初めて搭載されるなど、新しい技術を取り入れつつ、ウォークマンが進化していった。
カセットテープを2本収納し、ダビングもできたWM-W800は1984年の登場だ。
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1986年
1986年頃になると、オートリバース機能やFM/AM/TVの3バンドチューナーの搭載が当たり前になってきた。さらに5バンドのグラフィックイコライザーなど、音楽を自分の好みに調整して楽しむための機能も充実してきている。
連続再生時間を増やすという目的から、本体に太陽電池を搭載したWM-F107といったユニークな製品が登場したのもこの頃だった。
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1987年
「ウォークマンで音楽を聴く猿」のCMが大ヒットしたのが、1987年のこと。
左の写真2段目中央に3つ並んでいるWM-501が使われていたが、あの思索に耽るかのようなお猿さんの表情を覚えている人も多いのでは?
1987年当時は本体背面にイヤホンを収納できる製品や、シガーソケットから給電可能な車載用モデルなど、使い勝手に配慮した様々なモデルも登場している。
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1988年
1988年頃になると、小型・軽量は当たり前のこととなり、そこにドルビーCやEXアモルファスヘッドといった高音質化のためのノウハウが投入されていった。
また初めてワイヤレスヘッドホン(専用)が付属したWM-505が発売され、以後ワイヤレスはウォークマンで欠かせないシリーズとなっていく。
CDウォークマンで、メディアが本体からはみ出した状態で再生するD-88といった企画が具体化していたのも、この時代ならでは。
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1989年
1989年頃になると、新しいガム電池が登場し、ワイヤレスレシーバーの小型化、あるいはリモコン操作もできるワイヤレスレシーバーが登場するなど、操作性がますます進化していく。同時に急速充電への要望も増えており、10分の充電で2時間の再生が可能になっている。
さらには海外旅行に備えて、ワールドワイドのシンセサイザーチューナーの搭載や、あるいは英会話の練習用として繰り返し再生機能を備えた英会話ウォークマンWM-EX90なども発売されている。
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※ウォークマンの名機はまだまだあります。続きは来週前半にお届けします!
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