長崎くんち始まる 勇壮な出しもの奉納

長崎くんち始まる 勇壮な出しもの奉納
長崎伝統の秋祭り「長崎くんち」が7日から始まり、長崎市の諏訪神社では華やかで勇壮な出しものが奉納されました。
長崎くんちは382年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。長崎市の諏訪神社では、ことしの当番の6つの踊町が午前7時から順番に出しものを奉納しました。

このうち上町は、重さ1トンの山車を担ぎ手が空中に投げ上げ、片手で受け止める「上町コッコデショ」を初めて奉納しました。また、鍛冶屋町が奉納した「宝船・七福神」では、宝物を積んだ船に乗った七福神が舞いを披露したあと、男たちが重さ5トンの船をひき回しました。最後に出しものを奉納した筑後町の「龍踊」では、3頭の龍が入り乱れる「巴踊り」が披露されました。

詰めかけたおよそ3000人の観客からは、アンコールを求める「もってこーい」というかけ声が繰り返され、独特の熱気に包まれていました。長崎くんちは9日まで行われ、長崎市内の各地で出しものが披露されます。