去年の夏に行われたアイシンAWの採用試験で、当時幹部だった豊田理彰氏(43)が20代の元女子大生に対し、合格を条件に不適切な関係を迫ったという事件がありました。
元就活生の女性は、精神的苦痛を受けたとして、提訴したわけですが、疑問点は以下のとおりです。
・バイト先で豊田理彰氏と知り合ったというが元就活生のアルバイトは?
・LINEのやりとりをしたというが内容は?
調べてみましたので、さっそくニュース内容をおさらいしておきましょう。
トヨタ自動車系の大手部品メーカー、アイシン・エィ・ダブリュ(AW、愛知県安城市)の昨年度の採用試験をめぐり、同社幹部(当時)の男性(43)から合格を条件に不適切な関係を迫られるなどして精神的苦痛を受けたとして、県内の20代の元女子大生が、男性と同社に連帯して550万円を支払うよう求める損害賠償請求訴訟を名古屋地裁に起こした。男性には単独で別の不法行為もあったとして、さらに55万円の支払いを求めている。
関係者によると、男性は、トヨタグループ創始者豊田佐吉氏(故人)の兄弟の孫に当たり、当時は製造本部副本部長だった。
アイシンAWは昨年11月、この問題に関し男性の不正が社内調査で確認されたとして、懲戒解雇にしている。
訴状によると、大学在学中に同社を第1志望に就職活動をしていた女性は昨年、アルバイト先で男性と知り合った。
同8月の筆記試験に合格し、一次面接の直前、身分を明かした男性に「筆記試験は合格ラインに達していなかったが、僕の一言で受からせた」などと言われて食事に誘われ、最終面接にかけて繰り返し面会を求められたと主張。
女性は「男性はトヨタの創業者一族の1人であることを利用し、採用試験の合格の見返りに男女関係を迫り、拒絶すると不合格にされた。会社は管理責任などがあった」と訴えている。
男性は取材に「酒の席での軽いやりとりで彼女に妄想させてしまったことについては自覚が足りなかった。しかし、男女関係を求めるつもりはなかったし、便宜を図るつもりもなかった。会社側には(不合格を)指示していない」と反論。
引用:中日新聞WEB
バイト先で豊田理彰氏と知り合ったというが元就活生のアルバイトは?
週刊金曜日の記事によると、元就活生の女性は、名古屋市内のキャバクラでアルバイトをしていたそうです。
2015年の夏、客として来店していた豊田氏と初めて知り合うことになります。
ここまでは、客とキャバ嬢の関係。
LINEのやりとりをしたというが内容は?
8月1日の筆記試験と第二次面接の直前に、偶然、豊田氏と再会し、LINEのやりとりが始まる。第二次面接を通過し、8月28日の最終面接が迫ってくるにつれて、豊田氏のA子さんに対する“本音”があからさまに出るようになったと週刊金曜日の記事に書いてある。
以下、LINEやりとり抜粋です。
豊田氏――あなたの意思はわかりました。僕と関係が持てない以上、僕もあなたを自分の親類として会社に入れることはできませんので、最終は諦めてください。私から月曜日に人事に断りを入れておきます。
A子さん――アイシンAWに入る為には豊田さんと一度男女の関係を持てばいいということですか?
豊田氏――あなたを僕の縁者として会社にいれるのに、何の保証もないから、二人だけの秘密を確実なものにするためです。今の時点で、あなたの実力だけでは、最終で受かることはありませんから、今日頑張っても残念な事になってしまうね。
(中略)
A子さん――では男女の関係を持つ以外他の方法、例えばモノで見返りという形にはなりますでしょうか?
豊田氏――モノ??(笑) そういうのは、いらないよ~。ただね、僕も関係を持った人とそうでない人とでは、自分自身の責任感が違ってくるよね。僕だってあなたに対して気持ちや情だってあるから、こうして連絡してるんだよ。
(中略)
豊田氏――残念ですが、うちの会社の内定は絶対にさせないので、どこか他を当たってください。これであなたとの連絡もおしまいにします。無駄な時間と労力を費やしてご苦労さまでした
引用:週刊金曜日の記事
これは、ひどい!!
こんなことする人が現実にいるとは驚きだ。
結果、最終面接は不合格となったわけですが、豊田理彰氏に人事権はなかったといいますから、不合格となったことに関係するかは微妙なところです。
豊田氏が脅迫していることは、誰が見ても明らかでしょう。
なのに、「男女関係を求めるつもりはなかった」とは、どういうことなんですかね?
逆に、これって合格していたら、もっと地獄だったのでは?
仕事の関係上、逃げられないし、ネチネチ攻撃がずっと続いてたかもしれませんからね。














この記事へのコメントはありません。