オバマ大統領の支持率最高に 不人気大統領選で再評価か

オバマ大統領の支持率最高に 不人気大統領選で再評価か
アメリカの最新の世論調査で、オバマ大統領の支持率が2期目に入って最高を記録し、大統領選挙で民主党のクリントン候補と共和党のトランプ候補の好感度が異例の低さを見せる中、オバマ大統領が再評価されているものと見られています。
アメリカのCNNテレビは6日、最新の世論調査の結果を発表しました。それによりますと、オバマ大統領の支持率は先月上旬の調査から4ポイント上がって55%となりました。これはオバマ大統領が4年前に再選を果たし2013年1月に2期目に入って以来、最高の支持率です。また、民主党支持層では89%が、無党派層では56%が、それぞれオバマ大統領を支持すると答えたということです。

アメリカでは大統領選挙がおよそ1か月後の来月8日に迫る中、民主党のクリントン候補も共和党のトランプ候補も好感度が低く、「嫌われ者どうしの対決」とも言われています。このため2人の候補者とは対照的に、来年1月に任期が切れるオバマ大統領が再評価されているものと見られています。

オバマ大統領は来週、接戦州の南部ノースカロライナ州や中西部オハイオ州に入り、クリントン氏の応援演説を行う予定で、トランプ氏としれつな争いを続けるクリントン氏の支持拡大につながるのかどうか注目されます。