LIBER VII『BELLUM SE IPSUM ALET
戦争は戦争を食う』
絵コンテ:細川ヒデキ 演出:仲澤慎太郎 総作監:千羽由利子、中田栄治 作画監督:鈴木俊二、佐々木敦子
『止めないと!マリアを止めないと!』
ル・メ伯『案ずることはなかったな』
『勅令騎兵団が言うことを聞かんのは癪だがこれならすぐ勝利が転がり込んでくる』
『はっはっは 勝ち戦だ』
『良い生地じゃないの!』
『こいつは俺が倒したんだ!』
『隠し持っていた金を見落としたお前が悪い!』
『俺たちも追撃を続けようぜ』
「だがそいつはル・メ伯との取り決めを破っちまうことになるぞ」
『これだけじゃ大した稼ぎにならねぇ』
『た…助けて…』
『行け…!』
『すまない あんたにセントジョージの…』
『どうする他所に移る?イングランドの方はどうなの?』
『こっちよりも暇よ。あぶれてる子もいっぱいいるわ』
『はぁ どこも金にならないかぁ』
『ま、こっちはマリアも原因の一つだけど』
『そういえば彼女来てないね。こんなに派手に戦ってるのに』
『その程度だったってことかしら?戦いが嫌いなんて。だったら最初から言うなって感じよね』

『…なんだ!?』
『この場にいる者はただちに戦いをやめなさい!』
『あぁやっぱり出た』
『商売でもないのに真面目だこと』
『最高だよあんた 気に入った』
『双方に告げる!速やかにこの地を去れ!武器を捨て負傷者を連れて家へ帰れ!故郷へ帰れ!』
『冗談じゃねぇぞあの野郎…』
ル・メ『逃がすな。ここで仕留めれば我らの領地は…』
マリア『この者たちはイングランドへ帰る!追い打ちは許さない!』
『魔女マリア!そなたいずれの味方なりや!?』
『知ってるマリア。かつて世の中を救いたいと願った娘もいたのよ。だけど結局…』
『ここまでだよマリア やめときな 無駄だから。人ってやつは―――』
『テメェ!』
『何しやがる!!』
『もう 仕方ない!』
『わっ あっ…』
『マリア!!』
『逃げてッッ―――』
『マリア殿!?』
『今だ!ル・メ伯ギヨームを狙え!!』
『どこに落ちたか分かる!?マリアよ!』
『え 落ちたの?』
『ル・メ伯はあそこだ!』
『赤腕の兄弟団はどうした!?』
「それが持ち場を離れたようでして…」
『愚かな。なら金は払わぬ!』
敵と赤腕の兄弟団が入り乱れているが大砲を使えとギヨーム
『ガルファ貴様のせいだ!貴様が言い出したからこんなことに!』
『あんたも賛成しただろうが!』
『黙れ!戻ったらきっちり落とし前をつけてもらうぞ』
『どういう意味だ』
『この前お前が稼いだ金を吐き出してもらうってことだ!』
『があ”あ”あ”ぁ”ぁ!』
『こいつのせいだ…』
『こいつのせいで…』
『こいつの…』
『やめて…』
『やめなさい!この子に触らないで!』
『邪魔すんなこのッ…』
《何故外した》
《そなたは私の槍 なのに何故外した》
『止らんか…イングランドは…』
『皆に退くよう伝えろ…撤退だ』
『にゃあ』
『無理しない方がいいわよ。骨にヒビが入ってるんだから』
『誰…?』
『エドウィナだけど…』
『あんたが?随分イメージと違うのね』
『何があったんだっけ…』
プリ『エゼキエルだよ。槍になったあいつに貫かれたんだ』
ビブ『貫かれたらもう生きちゃいないわよ』
『そうね 理由は分からないけど…あの子外してくれたのよ』
『手当してくれてありがとう』
『いや…いいけど…』
『エドウィナは人見知りだけど作る薬はなかなかの物よ』
『知ってるわ。私もときどき薬の原料を買ってるから。会うのは初めてだけど』
『そうなの?何で言わないのよ』
『運んでいるのはその子だから』
『にゃー』
『ねーエドウィナって魔女のうちここー?』
『ビブが来てないー?ここで待ってるって聞いたんだけどー』
『フランス側はすっかり撤退したわよ。もう負け戦』
『イングランドも大損害だけどどうにかカーンまで撤退したわ』
『じゃあ私たちももう少し様子を見ましょう。お互い情報を持ち合ってね』
『何人の家集会場みたくしてんのよ。私は静かにひっそり暮らしたいのに』
『マリアこれからまだ戦争にちょっかい出すつもり?』
『今度こそミカエルに殺されるんじゃない?』
『関係ないわよ。私は自分のやりたいようにするだけ』
『あのねぇ前からずっと言いたかったんだけど、それって私たちにとっては大迷惑なのよ』
『ビブにも聞いたけどどうしてよ。戦いなんてない方が良いに決まってるじゃない』
『戦いはなくならないものなの。ないと飢え死にしちゃう子だっているのよ?』
『でも私は嫌なの!誰がなんて言ったって私の目の届くとこで争いがあるなんて』
『何それ。あんたちょーワガママじゃん』
『ねー』
『止めなくていいの?』
『いいの マリアに必要なのは他の子の話を聞くことだから』
『私は魔法が使える限り私のやり方を通すわ。何度ミカエルに狙われても』
『その時は僕が盾になる。もうマリアを危ない目には遭わせないよ』
ビブ『そういえばあんたいつものフォークはどうしたのよ』
アルテ『探してくるわ』
《何故外した》
『わかりません 自分でもわからないのです』
《何がだ》
『あのマリアという女の何もかもが…』
《そなたは私の槍だ 槍は悩まない そもそも考える必要がないからだ 次は貫け》
『あなたが間違っていたとは私は思いません』
『…マリアさんに会ったらどうすればいいと思います?』
『故意ではないのでしょう?ならばマリア殿は分かっておいでかと』
『…あなたみたいな人がさっさとマリアさんと結ばれてくれれば』
『アハハハ!』
『エドウィナって何で引きこもってんのかしらねー』
『あの…みなさんいつまで食事を…』
『おかわりー!』
『誰ー?』
『エゼキエル』
『…おいで』
『ごめんなさい…マリア』
『うん いいよ』
『助けてくれてありがとね』
「ベルナール様 神の宿に運ばれた男ですが、床屋外科医によってなんとか助かりそうです」
「しかしわざわざ高価な薬を使う意味はあるのですか?あのような輩に」
『あの魔女のことで俺にいい考えがある…』
『あぁ 私たちは本当にいいお友達になれそうです』
『ありがとう ごめんね、約束守れなくて』
『いえ マリア殿らしい行いだと思いました。私こそ惑わせてしまって…』
『お体の方は大丈夫ですか?』
『うん エドウィナの薬がよく効くから。この辺りじゃ一番かもね』
『こんな薬があったら病気の人だってすぐ治っちゃうのにね』
『なら…』
『ん?』
『あ…いえ』

『お父さまー!』
『お婆さま!お父さまが帰って来たよ!』
『お婆さま!お婆さま!』
『お婆さまーー』
みんなの反応
マリアがエゼキエルに”おいで”したときの作画、演技、最高じゃないか!あれこそが慈悲というもの。
個人的にそれとは別に女子会ならぬ魔女会が面白かった。異端であっても、というか異端だからこそ仲間同士結束が強く、愉快に暮らしてるんだろうなぁ。2015/02/23 09:01:49
魔女の女子会、いいね!因果と応報。マリアの登場は戦場に混乱を生んだだけだが、確実に皆の心を変えていく。善き方に、そして悪しき方にも。エゼキエルかわいいなぁ。おばあちゃんが心配だ。見た後、色々考えるアニメ。良作。2015/02/23 07:12:31
マリア撃たれるし戦争泥沼になるし、もう滅茶苦茶だよ。最後のおばあちゃんも不穏だったし。おまけに天界、教会に加えガルファさんまで敵に回ってしまうのか。とりあえずぽっぽちゃんが可愛かったです、はい。2015/02/23 03:22:19
今週は波乱の展開でハラハラした!Aパートで下ネタ言ってギャーギャー騒いでた頃が懐かしい。
マリアが他の魔女たちと交流し始めてどう変わっていくのかな?不穏な動きの教会側も気になるし…。
簡単に答えが出ないテーマだけに、みんな丸く収まるラストってありえるのかな?2015/02/23 01:31:18
ガルファやっちまったなあ。基本的には良いやつだと思うんだけど迂闊なところがある。あのままベルナール側につくとなるとジョセフにとっては辛い展開になりそうだ。エゼキエルの心情の変化が救い。引きの部分から人の生死の話になりそうな予感。2015/02/22 23:49:29
戦争を止めるべく介入したマリアでしたが、彼女がエゼキエルに貫かれた事によって戦場は大混乱。あちゃー……と言いたくなる展開ですな。ジョセフとアンの父が生き残った事と、マリアがエゼキエルを許した事は良かったけど、左腕を失ったガルファはベルナールと共に闇に落ちそう。2015/02/22 23:40:06
マリアの介入によって戦争が長引き、泥沼化して、死ぬ者や片腕を失う者も。当然フランスの人々はマリアを恨むだろうし、ますます哀しい展開になりそうだ……
ここでビブが、マリアと魔女軍団を会わせるということはマリアに成長と変化を促せるのが鍵になっていくのかな。2015/02/22 23:37:35
怒涛?の展開だったけど、ポイントが押さえられた良い回だったね。マリアの予想を超える人間の醜さ、エゼキエルの迷いと後悔、ガルファの悪落ち……etc。個人的にはビブさんが良い人で好きになった。彼女のセリフからして、自身もかつてマリアと同じ理想を掲げてたっぽいし2015/02/22 23:01:14
とうとうミカエルが実力行使に出た。結果的にはエゼキエルによって失敗に終わったけど、これでよりマリアの立場がマズくなった。でも、ビブを含めた他の魔女連中と多少の繋がりができた事で、また状況が変わってくるかも。2015/02/22 23:00:53
戦を止めようとしたマリアをカエゼキエルを矢にして撃つ。エゼキエルは外す。戦況は悪化。ガルファは片腕を失う。ジョセフがエゼキエルを連れてきてマリアは抱きしめる。ベルナールはガルファと画策。結局、人は愚かなる生き物。マリア、どうする?2015/02/22 23:00:06
人間は少しも賢くならないし、その醜さをこれでもかと描いてきますね。しかしエゼキエル可哀想だわぁ。。不穏なフラグ次々と。ミカエル黙ってないだろうし、ガルファと教会も実力行使しそうだし、アンのお婆ちゃんも薬で。。エゼキエル闇落ちするよこれ。2015/02/22 22:59:57
戦争に中途半端に関わる事になって(止めたのはミカエルだけど)スゴい泥沼になってしまった…( ゚д゚ ;)公平でいようとすると恨まれる皮肉。ガルファ上司殺したかと思ったら腕が…因果応報だけどマリアに責任転嫁?エゼキエル切ないなあ…2015/02/22 22:59:47
マリアが魔法を使い介入も戦争は止まらず、ガルファも左腕を喪失。エゼキエルが槍を外したおかげでマリアは死こそ回避も負傷。マリアとミカエルとの間で板挟みにあい、苦悩するエゼキエルと、負傷させたエゼキエルを許すマリアが最大の見所です。2015/02/22 22:55:11
マリアの介入で混沌と化した戦場の緊迫感がすごかった。マリアの理想と人間界の現実の衝突はもとより、マリアや人間に接触することで変わり始めたエゼキエルの葛藤描写もうまいし、ガルファの動向も気になる。話の組み立て方がうますぎる。なにこれ。続きがすごく気になる。2015/02/22 22:59:25
つぶやきボタン…
魔女たちはマリアにぶーぶー言いつつ組合に誘ってくれたり一緒に女子会したりいい人多いね
使い魔がいると世話焼きになるのか?w
前回少し登場した謎のかわいい子はエドウィナの使い魔だった
処女らしからぬ母性を感じさせたマリアだけど、飢え死にする魔女もいると聞いてなお戦争はやめさせると言ったあたりに少し矛盾を感じたw
見えない所の死よりもまずは自分のできる範囲でってことなのね
ガルファはマリアへのイライラがマックスになったところでベルナールに何を提案するのか
まぁ最終的に襲うって結論に至るんだろうけど…
使い魔がいると世話焼きになるのか?w
前回少し登場した謎のかわいい子はエドウィナの使い魔だった
処女らしからぬ母性を感じさせたマリアだけど、飢え死にする魔女もいると聞いてなお戦争はやめさせると言ったあたりに少し矛盾を感じたw
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ガルファはマリアへのイライラがマックスになったところでベルナールに何を提案するのか
まぁ最終的に襲うって結論に至るんだろうけど…
「純潔のマリア」第7話
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Q. マリアに「おいで」って
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良い人っぽい
前半のシーンで旗のアップばっかりだったのが 残念