2016年10月6日23時44分
沖縄本島沖での墜落事故で、飛行を停止していた米海兵隊の攻撃機AV8ハリアーの飛行再開を米軍が発表したことを受け、安慶田(あげだ)光男副知事は6日、米軍キャンプ瑞慶覧(ずけらん、沖縄県北中城〈きたなかぐすく〉村)を訪れ、抗議した。川田司・外務省沖縄担当大使と中嶋浩一郎・沖縄防衛局長については、県庁に呼んで抗議した。
安慶田副知事は、事故原因が不明のまま飛行を再開することに「信頼を大きく損ねる」と批判。外務省と防衛局には、米軍側が「再開までに日本政府と様々な話し合いをしてきた」と説明していることを指摘。川田大使は「直前まで聞いていない」と否定し、飛行再開を「よしとはしていない」と述べた。一方で、在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官が会見したことについて「透明性を確保したいという努力の表れだ」とも述べた。
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朝日新聞社会部