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 ミャンマー中部マンダレーの地方裁判所は6日、地元であった仏教行事でお経が流れるスピーカーのプラグを抜いたことで逮捕・起訴されたオランダ人観光客の男性(30)に対し、宗教行事を妨害した罪で禁錮3カ月、罰金10万チャット(約8千円)の判決を言い渡した。

 弁護士などによると、男性は9月23日午後10時ごろ、マンダレー市内のホテルに宿泊していた際、近くの僧院で信者らが唱えていたお経がうるさいと憤り、スピーカーを止めた。これに信者らが怒り、警察に逮捕された。地元メディアによると、男性は公判で「疲れていて眠りたかった。僧院とは知らなかった」と述べ、謝罪していた。

 熱心な仏教徒が多いミャンマーでは仏教行事が深夜まで大音量で続くことがある。仏教をめぐっては、仏像がヘッドホンを付けている広告を出したバーのニュージーランド人マネジャーらが昨年、宗教侮辱罪で懲役刑を受けている。(ヤンゴン=五十嵐誠)

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