佐村河内氏がJASRAC訴訟で代理人に「正しいことをしてください」
2016年10月6日13時41分 スポーツ報知
聴覚障害者の作曲家として活動し、2014年に作曲者偽装問題が発覚した佐村河内守氏(53)が、楽曲の使用料が分配されていないとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)に約700万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、東京地裁(長谷川浩二裁判長)で開かれた。
この日は佐村河内氏は出席せず、双方の代理人が提出された証拠書類の確認などを行った。
佐村河内氏の楽曲は、作曲家・新垣隆氏(46)が代作していたことが14年2月に発覚。楽曲の使用料を徴収、著作権者に分配しているJASRACは同年12月、「誰の作品で誰に著作権があるかが不明」として、佐村河内氏から管理委託を受けた103曲の著作権信託契約を解除した。
原告側は、問題発覚後に楽曲の著作権は佐村河内氏に帰属することで新垣氏と合意した、と主張。確認書も交わしたとしている。楽曲の使用料は13年12月まで支払われており、14年12月の契約解除前に使用された使用料をJASRACに請求したが、支払われていないという。この日、原告側は「全ての楽曲で佐村河内氏が作曲に関わっている」と述べた。
JASRAC側は、作曲者と著作権の譲渡時期を明確にするよう要求。「新垣氏と佐村河内氏が共同で作曲した楽曲もあるのではないか」と指摘し、新垣氏への裁判参加を求めた。今後、新垣氏が出廷する可能性もある。
閉廷後に取材に応じた原告代理人によると、佐村河内氏は「細かいことは分からないので、全ておまかせします。正しいことをしてください」と話しており、出廷する予定はないという。