言の葉の庭
新海誠監督のアニメ映画「言の葉の庭」を観ると、毎回泣いてしまう。
主人公の高校生孝雄(タカオ)は、秒速5センチメートルの主人公の貴樹(タカキ)とは違っていたって健全なのだ。
病んでないし、目がうつろでもない。
夢を持っていてピュアに恋できる普通の高校生。
文句なしに応援したくなる。
知らないで、同じ学校の雪野先生を好きになっちゃうのだ。
妄想が止まらないシーン
私の妄想が止まらないのが、土砂降りに見舞われた後のシーン。
2人は雪野先生のうちにいる。
外は明るくなっていて、雪野先生がオムレツを作っている。
「え、あのあと雪野先生の家で一夜を過ごしたの!?」
と思わずにはいられなかったのは私だけ?
外は夜明けみたいに明るいし、作ってるのは朝ごはんみたいに見えるし。
しかもそのあとのセリフが
タカオ「雪野さん」
先生「雪野先生でしょ?」
タカオ「・・・(傷付く)」
一夜を過ごしてもう「オレの女」と、急に馴れ馴れしくなってしまった若者に見えてしかたない。
急に呼び捨てになるみたいな。
それはそれで初々しくていいじゃないか。
でも「わ〜!」と見ていて恥ずかしくなった。
ちなみに雪野は名前でなく苗字なので、「田中先生」から「田中さん」になっただけ。
でもユキノという名前は下の名前にも聞こえるので、ますますオレの女感が出る。
実際は先生の家で数時間雨宿りしただけだろう。
じゃないとピュアな話じゃない。
新海監督のストーリーがピュアじゃないはずがない。
でも、一夜をすごしたと考えるほうが「雪野さん」というセリフの説得力が増すのだ。
まとめ
毎回あのシーンを観るたびに、むしろ一夜を過ごしていて欲しいと思う。
そのほうが人間くさくなる。
ひとしきり「あの2人は一夜をすごした」という妄想をしたあと、次は「自分が雪野先生だったら・・」の妄想に入る。
「あ〜、どんなにしっかりしてても自分が27歳で、高校生と付き合うのは無理!絶対浮気されるし、数年で捨てられたら取り返しがつかない」と、頭をかかえるのだ。
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