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 愛知県瀬戸市の市立中学校で、2年生の男子生徒が40代の男性教諭から平手打ちなどの体罰を受け、10日間のけがをしていたことが4日、瀬戸市教育委員会への取材でわかった。学校側は体罰を認め、生徒と保護者に謝罪したという。

 市教委によると、この教諭は9月28日、体育の授業の出席を渋った生徒に靴を履かせようとして拒まれたことに腹を立て、平手でほおを殴るなどした。生徒は口の中が切れるなどのけがをした。教諭は「カッとなって申し訳ないことをした」と話しているという。

 中学が実施した他の生徒へのアンケートで、この教諭がほかに少なくとも生徒3人に体罰をしていたことが明らかになった。市教委は「詳しく調査を進め、再発防止に向けて教員研修を徹底したい」と話している。体罰の報告を受けた県教委が、教諭の処分を検討している。