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2016年10月06日 08時08分 UPDATE

「爆買い」に頼らない! アニメ聖地、食と温泉……訪日客集めに試行錯誤 KADOKAWAやぐるなびの取り組み (1/4)

訪日旅行客を、全国の津々浦々へ――そんな民間主導の取り組みが相次ぎスタートした。出版大手KADOKAWAや、飲食店検索サイト大手ぐるなびなどがそれぞれ「アニメの聖地巡り」や「食と温泉」をテーマに観光振興を図る団体を旗揚げした。

[産経新聞]
産経新聞

 訪日旅行客を、全国の津々浦々へ−。そんな民間主導の取り組みが相次ぎスタートした。出版大手KADOKAWAや、飲食店検索サイト大手ぐるなびなどが9月、それぞれ「アニメの聖地巡り」や「食と温泉」をテーマに観光振興を図る団体を旗揚げした。国内経済を一時うるおした中国人客の「爆買い」が陰る中、人気が高い日本のソフトパワーを前面に打ち出すことで、長期的な集客力につなげることが期待される。

画像 茨城県大洗町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」のキャラクターをあしらった列車の3号車 =4月20日、大洗町の大洗駅
画像 茨城海上保安部とガルパンがコラボしたポスターと、「1日海上保安官」に任命された茨城県立海洋高の生徒=2015年7月1日、大洗町磯浜町

「88聖地」内外へ発信

 岐阜県・飛騨市図書館で今年、“事件”が起きた。月平均の来館者数が1万人前後の小さな図書館だが、興行収入100億円を突破したアニメ映画「君の名は。」で重要な舞台のモデルとなったことから、作品のファンが“聖地”として続々と“巡礼”するようになったのだ。同館はこれを歓迎。申請すれば館内撮影も認めるとあって、“巡礼者”たちからは「公的施設なのに柔軟だ」「神対応」と賛辞が上がっている。

 もっとも、こうした例は近年珍しくない。有名なところでは、人気アニメ「らきすた」のモデルとなった埼玉県久喜市(旧鷲宮町)や同「ガールズ&パンツァー」の茨城県大洗町のように、アニメや漫画で地元の活性化を図る自治体が増えているのだ。

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