2016-10-06
最強の「長編グダグダ漫画家」を決めるのは、ちょっと待ってくれないか…安彦良和氏「天の血脈」も、ビリーバットに劣らぬ尻切れトンボ感をふり巻き完結。
#安彦良和 の #天の血脈 #アフタヌーン11月号 最終回。こんな締め方でいいのか、とツッコもうと思ったんだが、講談社どころか、同誌内でも、扱いのあまりの「静かさ」に、打ち切りとか人気の高低とかとは別次元のところでなんかあったのか、と勘繰りたくなった。うーん。
— 小笠原功雄 (@ogasawara_is) 2016年9月27日
アフタヌーン読んでんだけど、天の血脈の最終話がびっくり過ぎた。このまま単行本?安彦先生…まあ昔もこんなオチのマンガかいてた気はするけど…今回は歴史物だったからなあ
— えいち (@H_zy) 2016年9月29日
『天の血脈』最終回。まさかのキャプテンアメリカ展開からのあのラスト。最近講談社のベテラン作家の幕引きが印象に残りすぎ問題。
— error88 (@error88) 2016年9月27日
天の血脈がとんでもねえ超展開で終わってしまった
— へもまるGO (@figyu_hemo) 2016年10月1日
『天の血脈』最終回読んだよ。まさかの原始のマン展開……。更に脱力のオチ。なんでだよ安彦さん!と言いたくなる。
— たかやま (@tekkmakk) 2016年9月27日
@tekkmakk 安彦さん「始めてのメジャー誌で連載完遂できて感無量。僕の代表作!」みたいにコメントしてるんですが、これ皮肉じゃないよね? しかし、アフタヌーンがメジャー誌認識の安彦先生に泣ける。
— WARE_bluefield (@WARE_bluefield) 2016年9月28日
連載が始まった時、その壮大な世界観、歴史観にはワクワクしたものだった…
天の血脈 / 安彦良和 - アフタヌーン公式サイト - モアイ http://afternoon.moae.jp/lineup/202
第一話、面白かったよねえ…
しかしだ!!
傑作として今でも推奨される「虹色のトロツキー」にしても! 最初に出てきた「トロツキーを満州に招聘してソ連を牽制しようとする壮大な大戦略」や「トロツキーは実は偽物?」「石原莞爾は何を考えていたのか?」的な話、最後はどうなっちゃったか覚えていますか。
「王道の狗」…これは掲載誌の休刊の関係でね…うむ、これは不可抗力。仕方ない系の何か(単行本はかきおろしもあったし)。ではあるが……陸奥宗光暗殺未遂の前後の、たとえばテロリスト(未満のチンピラの若造)を使嗾して李鴻章を銃撃させる、云々とかもふくめてやっぱり無理がある展開もみえた。
に、しても、やはり今回の「天の血脈」も含め、長編のラストが…ちょっと…な方の一人であることは間違いないのではないか。
というわけで
浦沢直樹「ビリーバット」完結。「途中の挿話を『短編』と見ると凄いが、長編全体の完成度はグダグダ」伝説、さらに更新。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20161004/p3
にて盛大に「BILLY BAT」の終わり方を揶揄し、このグダグダ感は、浦沢直樹の長編作品全体に共通する特徴だ…とかかいちゃったが、それにも負けない大物・安彦良和が「天の血脈」をあんな終わり方させていた…と本日やっと知ったのでね。
ちなみに
「・・・を決めるのはもうちょっと待ってくれないか」は
PRIDE-1でのヒクソン・グレイシー出場に続き、PRIDE-2にはホイス・グレイシーが参戦予定で、その「2」のキャッチコピーとして使われたものです。次に出てくる奴も同格以上の大物だよ、という意味で。まあ、PRIDE-2に結局ホイスは欠場したんだけど(笑)
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ただ、安彦先生の年齢を考えると(今年、数え年七十。古稀・・・)単に「風呂敷をたたみ損ねた」だけの問題にとどまらず、健康的な不安さえも考えてしまいますわねえ・・・。
「君の名は。」と「シン・ゴジラ」を考えるに、
「6:前者はカップルのデートコース映画であり、そういう客層をあてこんでいる。逆に後者は特撮・SF系ファン層を想定しており、イラスト・パロデイの比率は圧倒的に後者が上回るのは必然」
であるかと。シンゴジにカップルが行くとすりゃ相当に共通のシュミをもったカップルであろうし(笑)。
ゆえに、SF大賞にはそもそもの支持基盤が高いシンゴジが有利であろうなあと・・・もし「君の名は。」が獲ろうものなら、「世間にコビた」の批判がSFプロバー内で噴出しかねんなあとも(^^;)。