九月もいつの間にかおわって、10月.
肌寒くてもう長袖とか着てる 。
朝露にまじるキンモクセイの香りとか、あ-この季節いつも胸ぐらつかまれたみたいに思い起こさせるんだ。
おい 、ぴーぽー 夏はおわったぜ って。
最近のGEZANはというと、活動休止中。
活動休止?なんだそれ。
脳みそ動きまくって毎日追ったり追われたり、休む暇なんかないよ。
確かにバランスは足元から崩れて、だってそりゃあそうだよ。無くても大丈夫なものがなくなったのとはわけがちがう。
近くでみてる人ならわかるかもだけど、内情はボコすかの木くずみたいになってる。
それでも歩みはとめれないところがオレのいいところでもあり、悪いところでもあって、ため息がでるよ 。いつか部品が壊れるな。
ツイートさんがお伝えした通り午後17時に寝て.22時に起きるような生活だったのですけど、押しに押した現在、朝の6時起きっていうハイパー健康じ-さんみたいな次元に突入したんだ 。健康なのか不健康なのかわかんないけど朝日とはいつだってばっちり目とかあうし、川沿いを散歩とかすると鯉が跳ねて、あくび1発、なんだか悪くない。
当たり前のことなのかもしれないけど、今目の前のことに一生懸命やるしかないんだよなぁ。オレ、馬鹿だから知らなかったよ。
みんな知ってるのか~?
ま-いいや。
朝、散歩してて思ったんだ。こんなクソサイテーでゴミみたいな日々でもフッと笑えたら押し花がもう一度花になる時の呪文だって思い出せるかもしれない。
そうそう、そんなこともあってPYOUTHってweb magazineつくってて、もう間も無くオープンするんだけど、愉快なともだちがたくさんいるからはじまるんだけど、いい加減さ、好きなともだちが現場の匂いもしらない大人にぺこぺこするようなダサいとこみたくないしさ。
誰も余裕なんかないけど、じゃあなおさら遊ばないとダメじゃない?っていうね。
なんていうか、思ったらしたいことは旅なんだよ。会いたい人に会うっていう。
そういうことを教えてくれたのはMEAN JEANSだった。メール一通ではじまることがたくさんある。
オレ達は見えてる範疇では少数かもしれないけど、日本中にはきっとオレを探してる奴がいるし、世界中にはともだち候補生が一万といるはずなんだ。オレはそいつら全員とパーティがしたい 。このwebは船着場。
な~んて気概は感じられないゆるぽこぴ-なmagだけど、とりあえずオープンってかんじのぞいてみてよ。
きらきら 。ちぇきら 。
ようやくたどりついた 。
その先にひかりがあるのか、どのくらいの光度か
浮遊する MINT .
ジッとその時を待っていた。通話ボタンを押す親指。何かがはじまるのか?
点と線、冷凍都市。もしもし?
線と点 、盗まれてしまった天使の輪っかと羽。
もうとっくに気づいてる。
ねじれた語感、散文する語尾。
もう怒りなんて風船ガムとまるめてポイだ。
何とはいえず、どこがとも言えないが、その人の何かがかわってしまうってことがある 。
じぶんのまわりでもそれはおきていて、だからといって責めるわけでも話しこむこともできず、たださみしさを携えながら引いてしまう。
言葉への集中力がないというか、、
勘違いであればいいのだが、たしかにそれはあって、あの瞬間、その人の中の孤独に触れて肉は固く、冷たくなる 。
人と人がつながったままでいることはとてもむずかしい 。つながっていると思っていたその時すら、砂糖菓子のよう、いずれ降る雨に溶かされて、流されて 綺麗な菓子は砂糖のざらつきになる。
永遠は永遠にその場所で憧れのまま、リスクを孕まずに浮かんだまま、口をあけて、ボーーーッと。くだらねえけどふてぶてしくてなんというかまぁ。
オレは何かに負けたのかな 。
誰も何もこたえられないのは、答えなんか知らないからなんだ。誰も。
on the road
on the road
on the road
8/31
八月最後の日、代官山UNITのライブがおわって、オレは機嫌が悪かった 。
この3ヶ月間、ひとつひとつ丁寧に、この日のことをちゃんと理解するために積みあげてきた 。シャークが抜けると決まった日から、それを発表したNOT WONKレコ発のnest 。毎回のスタジオ、LOSTAGEとのtrue blue tourの名古屋。大阪。
ひとつの終わりとひとつのはじまりを ちゃんと知るために、そのためだけにDVDをつくったし、休止なんて言葉すら用意した。誰のためでもないオレらのためだった 。
それなのに蓋をあけたらどーだ。終わりを知るための実感はなく、いつも通りにイーグルもカルロスもいて、後ろにはシャークがいて、なんてことはない 、いつも通りの風景だった。
500人超、見ているひとたちだって、最後のつもりで見ていたはずだ。
それなのに、オレだけが駄々をこねるガキまるだしで、なんというか、よくわかんねーの一点張りで、実感なんかさらさらなく、白痴な綿菓子になってたんだ。
いつも通りのガキのままだった。
何がどうなれば正解だったんだ?
イヤ 。一生懸命やったしな。別に悪いライブしたなんて思ってない。見ていた人からもらった感想のメールをひとつも否定する気はないよ 。
五味さんに終わりの実感なんかなかったと気持ちを話してたら、ボヤっとしたそんな生やさしい表情じゃなかったやん!と言ってた 。
そっかー。そうなのかぁ。
こころとキモチはちがうみたいだ。たましいも真実も。
無意識に皮膚の下で感じてきたこと、おわりの実感、それと感情とではまたちがうんだろうな 。どちらも正しいみたい。きっと。 だからあなたが見たもの感じたことがやっぱり全てだろう 。そのまま持ち帰ってほしい 。
ただ、オレのキモチはわからないまま、理解できないままだった 。1ミクロも。
シャークがおわったあとスッキリした顔してんのがイラついた。オレはいいライブってのは次またやりたくて仕方がないライブのことだと思う。 ゴールテープに走りきる時より、また走りだしたいそのはじまりのイメージこそがいい時間の証拠なんだと思う。
オレはステージを降りてからシャークと何も話してない。話す話しがなかったからだ 。打ち上げがおわった帰り際、お疲れだのさよならすら言ってないんだ。
ガキだなと笑ってくれ。別れはいつまでたっても慣れない。稚拙なやり方だと思うけど、無意識にオレの腹は7年間のお疲れさまより未来をえらんでいた 。
終われたやつは消えて、終われなかった奴らが残る。ただそれだけのことが星のめぐりの中つづいていく。惑星の公転に振り払われた者は星くずになる。今もオレは何にもなれずに、誰にもなれずにクソみたいに暑い部屋で扇風機をまわしながら人間をやっている。
夏休み最後の日、オレは相変わらず、だだをこねて、嘘をついて、やめることもできず、そのずっとつづきにいたんだ。クソガキの頃、夏休みの最後、学校にいくのがイヤでカレンダーをめくらなかった 。そんなことでこの星のルールをごまかせると思っていたんだ。成長なんか全くしてないな。
島根の山々の奥からあの日の蝉の声が聞こえる 。
さあ どんな未来が待っているのか 。カレンダーはさらぴん 。いくぜ。mother fucker !
小さい頃からずっと、夏には蝉が鳴いている 。
不思議なことだ。 あの日、島根のくそ田舎の畳の上で開けっぱなしの襖からはいってきた蚊にふとももを刺されながらチューペットを半分くわえて、ぼんやり天井をみてた 。
何もかわらず、そこに終わらない夏が鳴っていた 。
永遠なんて退屈な感じでわきめにあったりした。ふつーの素振りで 。退屈そうにぐたっと。そんな尊いもんだっけ?オレによく似たガキが一人笑ってる 。
遠くで祭りのどよめき、雨がふりはじめる気配、風のざわめき、蝉の声で思い出すのはいつも そんな曖昧な匂い達。チューペットでべたべになった指を畳ににじって、今日は何しようか ぼんやり天井を見上げて、オレってなんなんだろーなーとか考えたりして 。
忘れるも何も、最初から何もなかったんじゃないか なんて思うことがある。
あの蝉に名前がないように 、オレたちに無理やり名前があったばっかりに 。
ほとんど一日中、ぼんやり、気持ちいい朝がカーテンの隙間から吹き込んできた 。まるで何かがはじまるような そう。こんな気分の中、blue hourをつくった 。
このまま寝過してしまったらその時は明日からどんな世界が待っているのだろうか 。
continue ?
the end ?
どっちだっていい 。眠ってる場合じゃないさ 。オレにはやらなきゃならないことがまだたくさんあるからね 。
8/31
きっと一生忘れることができない一日がはじまる 。
7年間 。
なげーのか短いのか 毎日、数えてたわけじゃないからな。昨日とか今日とか明日のことでいっぱいいっぱい、それが本音だな-。
大阪から東京にでてこの夏で四年。昨日この四人で最後のスタジオに深夜はいってきた 。
帰り道は土砂降りで、傘もひっくりかえって、何もかも洗い流すような雨に全力で濡れた。チャリをこぎながらさ-。
そうそう、https://twitter.com/kiyotakakomori/status/770436809931173888
壊れかけの小森くんのツイート。
real soundってネット媒体がちょろっとGEZANについて書いてて、それに噛みついてるあれなんだけどね。
ま-噛みつきたくなる理由もわかりつつ、身を粉にして舞ってはきたけど、あながち自由で楽しそうでショービズなんて関係なし〜ってのはまちがってないんだな。
オレたちは義務で鳴らしたことは一度もないし、目的をもったこともないんだ 。
確かなことなんてのはないんだよ。
それぞれの目でみた真実がそのそれぞれの分あるだけで。紛れもなく確かな事実なんかこの世にはないんだよな。
じじつ、ちゃんとリサーチして書けといってる小森くんは次のツイートで明日のGEZANのラストライブに〜って書いてる。
ラストって。まぁそっかー。それも人によっては真実?
な、わけあるかボケ-。
こんだけはじまりだとか歌ったところで活動休止って言葉はひたすらに強い 。
大阪のライブが終わったすぐさまのフロアでもそんな声がこぼれてたって友達がいってた。あれだけ、未来を歌ってなお。
それでもそう言いきっておわりを感じないとオレたちは先にいけないと直感で思ったんだ。
そーだな-、スギムとかモタコさんとケンカになった時と全く同じかんじだったことを皮膚感覚で思い出した-。内容にたどりつくのは本当のコアだけで、皆外堀で右往左往していた。
じゃあオレがそんな軟派なことした事がないかって?いやいや、ほとんどそうだって。
真実だけでは生きられない。ごまかして、ずらして、わかったふりして、酒で流したりしながらなんとな〜〜く年をとってきたんだ。
それでも一度も曲がらなかったことがある。
それはオレがGEZANだってこと。
それだけは365日24時間、一秒だってサボったことはない。これだけはSUMMER BUDDHAの目を見ていえるよ-。オレはGEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーだ。
自分なんて全く信じてないな。
朝、瞬間、死にたいな-とか思って目が覚めて、でもなんだかんだで夜寝る前、友達とパンクとか聞いて理由なく明日が楽しみになってたりする。
そんな右往左往するオレの言葉に自身は振り回されて。
でも、そんな時でも、GEZANは変わらずそこにあった。すげーことだ。
オレはダウナーだろうがアッパーだろうが、スタジオのリハはあって、睡眠不足だろうが怪我してようがギグがあって、化け物みたいにパンの振れるオレに振り回されてる暇なんかなかったんだ。
自分以外のものでこんなにも信じているものはこの他にはない 。そうやって一つ一つ夜を越えてきたんだ 。
それが崩れるっていうんだから、狼狽もしたさ。だけど、たくさん気づかされもした。オレが何者かってこと。
音ってなんだ?
音楽ってなんだ?
オレたちは何かに負けたのだろうか?
何度も何度も問いつづける。wasted youth。
振り払うようにスタジオでギターを鳴らしてる間、その時だけが正義だった。
何も確かなことは言えないけど、オレには確かだと思える永遠みたいな景色があったよ。それだけでtrue blue tourは本当だったんだと思う。
名古屋や大阪に高速バスでみにきてくれるキャプテンや、入りきらなくてコンビニの前で溜まっていくセミファイナルジャンキー達や、アンコールが終わってもうざいくらい何分も鳴り止まなかった拍手もきっと忘れないし、シャークに泣きながら想いを伝えている岡村も、バラードでモッシュしてるハマジがいたし、なんだろ-な青臭い話になってむずがゆいけど、オレは何も間違ってなかったんだって本気で思えたんだ 。
ここからはオレの番だ。振り回してきたオレが自身で証明する番なんだ。
オレたちは何もまちがってなかったんだと、音の中でたしかな青色へ。
書きながら、整っていった。よし。
今からキャプテンと銭湯いってきます 。ど-せ眠れないんだ 。夜は長いしね。
オレは早く光の下に立ちたい 。
代官山で。
LOSTAGE
失われた年代
最初っから負けてること俯瞰してるみたいな名前だと思った。
そう言われれば下山だって。何度も「登山じゃないんだ?」と笑いまじりに言われてきた。いちども笑ったことなんかないのだけど。
beautiful losersはbeautiful loserじゃないのが好きなところなんだ。
複数形。
バンドはそんな負けていく姿すらも肯定する。また永遠に負けるとわかっていても、信じている時の眩しさはそのまともな部分すら全てを飲み込んじまうんだ 。
丁寧でまともに計算ができるやつはアンダーグラウンドのこんな小汚いところにはいない
。金持ちの道楽?それくらいがちょうどいいのかもなぁ。知らねーけど。
誰も幸せなやつなんていない。みんな何かをつかみたくてもがいている。
日の目を浴びずに日陰で膿んでる奴、一度日の目を浴びても落ちてくプレッシャーに怯えてるやつ、だからなんだよ。だからって別に集まって肩でも組もうなんて思っちゃいない。ただ、オレはそこにいるってことを知りたいだけ。現実はクソみたいだけど現実感がほしーんだ。笑えるじゃん。でもぬぐえない、それは真実。
パーティはそんな奴らのためにあるのだと思う。オレらのパーティはおしゃれ風の外人つれたアホ女がライトな感じで涼しく汗をかくなんてものじゃないけれど。
LOSTAGE
失われた年代
その通りだと思う。何かが欠けてる。何かが足りない。毎日それを探してるけど、何を探してるのかもわからない。とっくに忘れちゃってる。
そんなLOSERSにしか歌えない歌があった。
このツアーさ、もしLOSTAGEとじゃなかったらって思うとどうなってたろうなあ。
バンドでしかない人らがバンドとしてステージの上で波動を鳴らしてて、やめる逃げ場も言い訳も用意されてないんだ。かっこいいんだよ。やっぱバンド好きだなあって当たり前に思った。
7インチは届かなかった 。
Tシャツのデザイン、looking for a true blueのblueのつづりを間違えた。
blui 。
青色を見つけられんかもしれん…と五味さんからの弱気なメール
ツアーのバンの中で死ぬほど笑った。
バチッときまらない、しまらない、それはしめる必要がないから。
旅の途中。そう歌ったのは誰だった?
オレは天井を見上げて考えていた。
ただぼんやりと時間を待っている。何も他のことをやる気なんか起きない。集中力がなくて幽霊にもなれない。星を数えるにも雨で瞬かない。
こんなとき蝉はどうしてるだろう、雨宿りできているのかな。
オレはこんな時にいてほしい人たちを間違えない。一度だって踏み外したことがないんだ。今まで。本当だよ。
シャークがぬけるから組んだツアーでもなんでもなく、ただ夏をまたぐカラッとしたツアーにしたかった。本当はもっといろんなところいきたかったよ。沖縄とか。
ただこんな状況になって、でも必然しかない。本当に欲していた。オレの義足でふらついた歩行はLOSTAGEに出会ったんだ。きっと、うまくステージで話すことはできないし、打ち上げは打ち上げでベロベロで次の日になったら覚えてないからさあの人ら 笑。
だから今ここに書いておいた。
本当にありがとう。
明日はGEZANのことを書こうと思う。
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車内に会話はなく、車は白みきった朝の高速道路を走っている。東京に向けて。
なにとたたかっているのか。
問いはいつだってあるのに答えがない。それでも旅はつづく。
悪性の癌のようなライブだった 。大阪。オレたちがうまれた街で、そうやって血反吐にまじって一日一日を越えてきたんだ 。そうだった。
忘れていくこと 忘れちゃいけないこと そのすべてをきっと忘れてしまう。
そもそもオレたちの電池には消費期限がある。永遠に負けるのか?ふざけんなよ。みんな負けるって?はい、そうですかって納得できない。
何者なんだろうな。どこからこのきもちはやってきた。
わからないまま、それでも旅はつづく。
何もさっぱりわかってないんだ。たしかめたかった。オレたちが何者なのか。
音楽ってなんや?バンドってなんや?
燃え尽きることなんてできるのか?オレは走り抜いてきれいに終われるライブよりも、終わりたくないと思えるライブにこそ、輝きを信じてる。
車内に会話はない。
疲れはてて、誰もが目をつぶってる。耳の奥の残響音、ひぐらし、八月が終わろうとしている。
それでもこの一日がなくちゃ終われるわけなんてないだろう。
オレたちがGEZANだ。最後のハウリングが消える音までもう誰にも邪魔されたくない。
八月三十一日へ
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二階のうちの窓際に野良のエドがくる 。
それからはさ、見ている映画も半分上の空って感じで何も入ってこないんだ 。な-んにも。
にゃあと泣いてさ。首輪に鈴なんかついてないけどね。
野良だけど天使だなって、オレは知ってる。
パンなんかあげてみても食べないけど、ジッとみてるわけ。ジーっと。
何もないってこと射抜かれてるみたいで、ずっとその綺麗な目から逃げられなくなる。
カラダがこの夏の間空っぽなんだ。返し忘れたDVDの空ケースみたい。
奮発して買った新品のコーヒーメイカーは一日で壊れてしまった 。あたしがぼけぼけなばかりに 。全部夏の幻にそそのかされて 。
男の決断ってなんだろ?
英断?ふざけんなよだな。
オレはやめられない人間の業の方に魅力をかんじる。一つ前のブログにかいた辰吉丈一郎のように。
やめるのにいる勇気なんかより、つづけざるをえない業にこそ、愛もYOUTHも全部ある 。
true blue tourの初日。
オレはそんな日の朝にだって信じてる。同じように何度も何度もイメージしてきたこと。羽根はなくとも空を飛べるイメージ。
腹の色も喉もぐちゃぐちゃでも、誰かが天使と聞き間違えるそんな夢をみてる 。
オレは何かまちがっていたか?
ぜんぶが知りたいんだ 。音の中、八月のうみ。セミの声の中、さよなら 。
さあ はじまるぜ 。
赤い血のオレらが、本当の青をさがしにいく旅だ。
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ジョーのあした🎥みた。
バンドではなく映画のどついたるねん(最高の映画!)などを撮った阪本順治監督のボクサー辰吉丈一郎を20年追ったドキュメンタリー。
クールに引退するタイミングはいくらでもあったのに、チャンプの時はやめれず、逆に今はチャンプになるまではと、亡き父を納骨もせずに、ボクサーライセンスを剥奪されてもなおボクシングをつづけて現在、45歳。
終われない男のどうしようもなさ、その生き様にはチャンプでいつづける以上の業、そのものの美しさがある。
ドキュメンタリーとしてはカタルシスもなく、淡々と公園などでインタビューの言葉が重ねられていくだけで、全盛期の辰吉の映像を省いてる分、難易度がごっつい高いねんけど、阪本順治が追い続けた、やめどきを間違えつづけて、同じ場所でぐるぐる回りつづける男の愛しさがフィルムに焼き付いている。
ドラマの多い男をここまで絞りに絞って、万人にはオススメしにくいのだけど、損得でも計算でもない、業としか例えられない不器用な生き方はボクサーとしての強さ以上に愛しいのだ-。
写真は、辰吉丈一郎の檻の中の老ライオンのような眼。
夜がふけるとこわくなるね 。一日一日、カウントが進む。
かわらないでいられるわけもなく、どうしようもないくらいに夏が好きだった。
もう二度もどらない夏へ 。
もしもし、いきていますか?
ぴーぽー
よそものだってさ。
気づいてたよ。しらねーよな。
東京ってのはどんな街にうつってるんだ?
うまれたときからもってるモノ 。
うたうための喉だったか こいつは。ザラザラで扱いづらいよ 。
うたの相方はすげー声をもってる。その響きはちゃんと空をしってるんだ。
オレの響きには空をみせれたことがないかもしれないな 。どうなんだい?おれの言葉に満足しているか
潰れた缶が山積みの部屋で泣き言を言う相手なんかいねえ。いつだって人はひとりぼっちだ。毎日音楽でいっぱいにしてごまかすのさ。せめてそのときくらいはアクセスしていたい
オレにしかできないことってなんだっけな 。そうやって集めてきた星を並べて、夜中に懐中電灯で光をあてて、ようよう、それで眺めたりして幸せになれたか?
目をつぶってたって痛いから胸の位置くらいわかるぜ マザファゥカ