先日、奥さんから誕生日プレゼントとしてマムートのザック(バックパック/リュックサック)を貰いました。実は「これが欲しい」と製品名名指しでプレゼントして貰ったのですが、早速翌日から活躍してくれているので、ちょっと紹介してみたいと思います。
[マムート] MAMMUT バックパック Rock Pro SE 28L 2510-03660 0001 (black)
- 出版社/メーカー: MAMMUT(マムート)
- メディア: ウェア&シューズ
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MAMMUT / ROCK PRO SE 28L
マムートはマンモスロゴでお馴染みなスイスの登山用品メーカー。クライミングアイテムなど比較的ガチめの登山メーカーなのですが、アウトドアブランドにしては野暮ったくないデザインや、カラフルな色使いが受けているのか、タウンユース、カジュアルウェアとしても人気のブランドです(かつてのTNF、今はアークテリクスと並ぶ「街でも良く見るアウトドアブランド」でしょうか)。
さて、「ROCK PRO SE 28L」はマムート的にはスポーツクライミング用ザックとして作られたラインのようです。表地はターポリンという耐水性に優れたナイロン素材。決して防水ではありませんが、短時間の雨からならば中の荷物を守ってくれるようです。
Rock Pro SE | Mammut(公式サイトは随分と写真の素材感が違いますね…)
内容量はカタログスペックで28L。これは山登りなら山小屋泊程度の荷物を詰め込める容量。私は山用途ではなく、仕事や普段使いに使うつもりですが、アウトドアの絡んだ取材や小旅行などにも活躍してくれそうです。もちろん機内持ち込みはOKサイズ。
妻が仕事でPCを持ち歩くときに使ってるTHE NORTH FACEの「シャトルデイパック(旧モデル)」と並べてみました。中に詰めているのは同じサイズのタオルケットです。
20Lの旧シャトルデイパック(現行モデルは25Lになってます)と、ぱっと見近いサイズ感ではありますが、長辺の長さもありますし、フルに荷物を詰め込んだらもう一回り以上は大きくなりそうです。
(ザノースフェイス) THE NORTH FACE シャトルデイパックスリム NM81603_K ブラック
- 出版社/メーカー: ノースフェイス
- メディア: その他
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クライミング用ザックなので、ヒップベルト(ウエストベルト)とチェストベルト付き。背中がメッシュになっているのも、汗っかきの私としては有り難いです。
ヒップベルトは取り外し可能になっているので「タウンユースで使うには邪魔」という人は、外してしまうのもアリでしょう。私は使いますけども。
ノートPCを始めとする各種収納スペース
ROCK PRO SEですが、クライミング用ザックだというのに、ノートPCやタブレットを収納できるコンパートメント付き。ある程度は、タウンユースを意識して作られているのでしょうね。
写真は11インチのMacBook AirとA4サイズの雑誌を収納した状態。A4サイズのノートPCまで、余裕で収まりそうです。赤(濃いオレンジ)の裏地は私好みで嬉しいポイント。
PC用コンパートメントには、それほど厚くはありませんが緩衝材も入っています。
メインの開口部はドローコードによる「巾着+雨蓋」という登山用ザックによくある作り。中身へのアクセスがやや一手間ありますが、ここはちょっとした裏技で解消できます(後ほど紹介します)。
それ以外の収納ですが、まず雨蓋の内側にメッシュのポケット。
本体上部(雨蓋)にもポケット。すぐに取り出したい財布やスマホなどを放り込んでおくならここでしょうか。
フロントポケットはそれほど大きくはありませんが、電車で読みたいハードカバーの本など入れておくには十分。クッションがないので、タブレットなどを入れる際はやや注意で。
流石クライミング用ザック! 5kgの米袋も楽々運べる安心感!
初使用の日は、都内の客先での業務と打ち合わせが入っていたのですが、ノートPCの収納スペースがあるこのバッグが早速活躍してくれました。
そして客先にて、その日が私の誕生日であることを知られると、なぜか米を5kgプレゼントされてしまったのですが、まるで米を運ぶためにこのバッグを持って来たのでは? という位のジャストフィット(笑)
なかなか5kgの米を背負って都心を歩くことはないと思いますが、登山なら日帰りハイクでも5kg程度の荷物を背負うのは当たり前。ノートPCや打ち合わせの資料も含め、そこそこ重量感の増したザックですが、ヒップベルトのおかげで軽々持ち運ぶことができました。
薄くコンパクトに使うならこんなスタイルも!?
これ、以前マムート公式ストアの方に教えて貰った使い方なのですが、28Lとやや大きめのROCK PRO SEをコンパクトに使う方法をご紹介します。
まず、雨蓋を本体の内側に入れてしまいます。
そのままドローコードで巾着部分を絞り上げます。
ドローコードを締め込むパーツに付いているフックを、ザックの内側に付いている紐に引っかけて止めてあげます。
こんな感じで雨蓋のない、巾着ザックになってしまいました。雨蓋部分が嵩張らないので、サイドのベルトを絞って、薄っぺらくして使う際にスッキリとして見た目になります。
内部へのアクセスも早くなりますし、雨が降ってなければこれでも十分。荷物の少ないタウンユースでは、悪くない使い方かもしれません。
インナーケースを入れればカメラバッグにも?
ザックカバーなしでもそこそこ雨に強いターポリン素材のザックだからこそ、カメラ用のインナーボックスを入れてカメラ用ザックとして使うのもアリでしょう。
ETSUMIのインナーボックス(E-6290)は、サイドのベルトを弛めたROCK PRO SEの底にピッタリ収まりました。
ETSUMI インナーボックス/クッションボックス モジュールクッションボックス D レッド E-6290
- 出版社/メーカー: エツミ
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: Camera
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カメラザックとして使うならば、バックパックホルスターを取り付けますか。
Peak Designのキャプチャープロカメラクリップは、標準のボルトのままショルダーハーネスに装着可能でした。頻繁に内部アクセスが必要でなければ、カメラバッグを兼ねたバックパックとしてかなり活躍してくれるかも?
Peak Design キャプチャープロカメラクリップwith PROプレート CP-2
- 出版社/メーカー: ピークデザイン
- 発売日: 2014/11/18
- メディア: スポーツ用品
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ヒップベルトが必要ないなら「ROCK COURIER SE」も?
ちなみにマムートの同じターポリン素材のバックパックには、一回り小さい20Lサイズの「ROCK COURIER SE」というモデルも存在します。
メインコンパートメントへのアクセスがロールトップになっていて楽だったり、PCコンパートメントが独立していたりと非常に魅力的なザックではありますが、こちらはウエストベルトのないタウンユースのモデル(カラバリも豊富です)。
私もROCK COURIERとROCK PROでは悩んだのですが、やはり背面のメッシュ、そしてやはりウエストベルトの存在が決め手でしょうか。なにせ初日から米を運ぶことになりましたし大正解です(笑)
さて、最後に白状すると今回のバックパック「ROCK PRO SE」を知ったのは、いつも楽しみに拝見してるブログ「登山と写真で仕事をしている人。」にて、この記事を見たことが切っ掛けです。
こちらのレビューを読み込んでから、実際に商品を見に行って決めたこともあり、私のレビューもかなり影響を受けてしまった気もします。同じ製品の紹介なので、どうしても似通ってしまう点についてはご容赦くださいませ…。