力丸祥子、田内康介
2016年10月6日03時00分
独立行政法人・国際協力機構(JICA)がミャンマーへの農業支援の一環で、本来は「除湿機」を注文すべきところ、誤って現地事務所の職員が「加湿機」を購入していたことが、会計検査院の調べでわかった。検査院は加湿機11台の購入費約260万円は不当な支出だと指摘する方針。
関係者によると、2010年、稲の種子を保管する倉庫に除湿機を設置するため、現地の担当職員が複数の地元業者から見積書を取り寄せ、最も低い価格を示した業者に発注した。ただ、その業者が示した見積書は「加湿機」となっていた。
英語表記で加湿機は「humidifier」、除湿機は「dehumidifier」。「de」の有無で意味が反対になるが、職員は確認をしていなかったという。
今年の検査の時点で、購入した…
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朝日新聞国際報道部