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平城宮にペルシャ人の役人が働いていた!! 765年木簡が証明 「国際的知識で登用か」と専門家

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平城宮にペルシャ人の役人が働いていた!! 765年木簡が証明 「国際的知識で登用か」と専門家

 木簡に記されていた文字  木簡に記されていた文字

 研究所の渡辺晃宏史料研究室長は「国際的な知識があり、役人として登用された可能性がある。破斯清通が、李密翳やその関係者と考えても年代的におかしくはない」と話している。

 来日した外国人には、唐招提寺(奈良市)を開いた唐の高僧・鑑真や、東大寺の大仏開眼供養(752年)を行ったインド僧・菩提僊那がいる。また朝廷に仕えた唐の皇甫東朝の名前が墨書された土器も奈良市の西大寺旧境内から出土している。

 木簡は同研究所平城宮跡資料館(奈良市)で開かれる「地下の正倉院展」(月曜休館)で11月1~13日まで展示される。

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