台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は4日に受けた米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、中国が台湾の国際社会での活動を制限しようとしていることについて「我々は圧力に屈服しない」と語った。中国に対し強い姿勢に転じた形だ。
総統府が5日、やりとりを公表した。台湾は9月末にカナダで開かれた国連機関の総会に中国の反対で出席できなかった。蔡氏は「中国は以前のような圧力と分断の道に戻ったようだ」と指摘。「圧力で台湾人を屈服させることができると誤解しないよう望む」と語った。
蔡氏は一方で「(中台関係の)現状を維持するという約束は変わらない。かつてのような対抗の道に戻るつもりはない」とし、中国との対話を引き続き模索する考えも強調した。
中国は、中台がともに「一つの…
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朝日新聞国際報道部