10月のオトナの一休さん
6月にEテレで3話だけ放送された『オトナの一休さん』がレギュラーになって帰ってくる!
毎週水曜日の午後10時45分から放送です(10月5日スタート)。5分間番組なので、なかなか気合を入れないと見逃してしまいますので、ぜひ毎週録画の予約を入れておいてください。
世に広まっている一休さん像とは、すなわちとんち小僧。有名なアニメにより日本だけでなく海外でも人気があるとか。
いや〜、本当にスゴイっすよ史実の一休さんは。アニメとして脚色している部分は当然ありますけど、基としている文献に書かれていることがすでに滅茶苦茶なんですから。
私は脚本を読んで、ディレクターとアニメーターと相談しながら絵にしているのですが、自然に一休研究をしたくなってきます。本当にこんな人がいたんだ〜っ!て感に打たれます。勉強するなら今でしょ、なんですけど、何しろ私一人でアニメの絵を全部描かなくちゃいけないんで、なかなか時間が取れません。そんな私が、だいたい想像するにですね……禅がロックだとすると一休宗純はパンクですね。
自分に引き寄せた例えで申し訳ないですが、絵を描いてて、自分の表現したいことが、ふさわしい形を求めている時に、これっていうのが見つかると自由にのびのびとモノが言える感じになります。でも、続けてやっているうちに形式化してきてしまうんですよねー。かえって自由な魂をないがしろにしているかもしれません。
無縄自縛(むじょうじばく)という言葉が『オトナの一休さん』には時々出てきますが、「ありもしない縄で己を縛るな」というのが一休さんのメッセージです。ロックンロールの本質を思い出せ!っていうのがパンク、だと私は理解しているのですが、『オトナの一休さん』を見ると一休さんが伝えたかった禅の本来の姿が解る!……ハズなんで、とにかく見てくださいね〜ってコトっす。
◯10月5日第一則「クソとお経」
◯10月12日第二則「すずめの葬式」
◯10月19日第三則「思春期の一休さん」
新右衛門が一休さんのとんち小坊主エピソードをたずねると、兄弟子はそんなものは皆作り話だと否定。では本当の一休さんはどんな少年だったのか?
◯10月26日第四則「ストリート禅問答」
第一則〜第三則は6月に放送されたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。第四則はなんと一休さんが歌っちゃうもんね〜。もちろん作曲は大友良英さん。お楽しみに!
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