BMWは現在開催中のパリモーターショー2016で、コンパクトSUV「X1」のクーペ版となる「BMW コンセプト X2」を初披露した。
文・武田公実
BMWは現在開催中のパリモーターショー2016で、コンパクトSUV「X1」のクーペ版となる「BMW コンセプト X2」を初披露した。
文・武田公実
10月1日から一般公開がはじまったパリ・サロン。その数日前からティーザーキャンペーンが展開されていたBMWのミステリアスなコンセプトカーは、大方の予測どおり現行型「X1」のクーペモデルを示唆した「コンセプト X2」だった。
このコンセプトカーは、ネーミングが意味するとおり「X1」と「X3」の間に位置するもの。BMWが「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」を標榜するSUVの新たな方向性を示唆している。「X5」から「X6」、あるいは「X3」から「X4」が派生したのと同じく、「X2」はBMW Xブランドのエントリーモデル「X1」のクーペ版と見て間違いない。
今回発表された「コンセプト X2」は、従来の「X」からは一歩進んだデザインランゲージを提示している。格段に大型化されたキドニーグリルや、レーザーライトの採用でシャープな表情を醸し出すヘッドライトなど、これまでの市販モデルはもちろん、コンセプトカーにもなかったスタイル構築に努めた形跡が明快に見ることができる。
BMWグループのプロダクツデザイン部門を統括するエイドリアン・ファン・ホーイドンク上級副社長は「BMW コンセプト X2は、楽しみと実用性の組み合わせを求めているアクティブな人々のためのクルマ。コンパクトセグメントにおいて、BMWブランドの希求する新しさやエキサイティングな面を体現している」と説明する。