釜山=牧野愛博
2016年10月5日23時23分
「アジア最高の映画祭」を掲げる釜山国際映画祭が6日、開幕する。今年で21回目。15日までの期間中に庵野秀明総監督・脚本、樋口真嗣監督の「シン・ゴジラ」など、69カ国299編が上映される。
同映画祭は2年前、旅客船セウォル号沈没事故を描いた映画を上映したことで釜山市と映画関係者が対立。韓国映画振興委員会からの補助金も削減され、縮小などが懸念された。
最終的には、昨年の75カ国302編と同じ規模となった。ただ、韓国の映画関係者の一部は、参加をボイコットしている。
5日の前夜祭では、ジョニー・トー監督や女優ナスターシャ・キンスキーの手形が公開された。金東虎(キムドンホ)組織委員長は「大変ご心配をかけたが、例年通り映画祭を開けることになった。釜山市民や映画人に感謝したい」と語った。(釜山=牧野愛博)
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