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星の花が散るころに

作者:涼人
ーー私には親友がいた。仲も良くて、夏休みまでは必ず一緒に帰っていた。しかしすれ違いや勘違いが重なるうちに、別々に帰るようになっていた。
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本当は私も謝りたかった。しかしなかなかタイミングがつかめず、なかなか謝れないうちに時間が過ぎていった。
授業が終わって廊下に出ると、ぎこちない動きをした人が立っていた。親友だ。
私はその動きから謝ってくるのだろうとすぐにわかった。私も行こう。そう思った時だったーー
「夏美」
クラスメイトが声を掛けてきた。その時、親友が何か言ったような気がした。でも私は聞きそびれたことに気まずくなって、その場を離れてしまった。
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私はその帰り道、ひどく後悔していた。
何故あの時聞き返さなかったのか、そのことで胸がいっぱいだった。
もしかしたら親友がいるかと思い、私はとある思い出のある公園へと足を運んだ。そこに1人、私と同い年くらいの女の子が立っていた。親友だ。

私は親友が思い出のある木の前に立っているのが見えた。そこで何かを地に落としているのも。


親友は、色あせた銀木犀を地面へ落としていた。



私は目を疑った。あの銀木犀は小学生の頃、親友と大切に拾った思い出の銀木犀だ。それを親友は、地に落としていた。1枚、1枚。



私は木の下へ行き、色あせた銀木犀を1枚拾い上げ、びりっと破り捨てた。1枚、1枚。
私は気がつくと、すべての銀木犀を破り捨てていた。












私は翌日、学校を休んだ。
その次の日も、
次の日も。


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