平城京遺物にペルシャ人の名
2016年10月05日 08時35分 読売新聞
2016年10月05日 08時35分 読売新聞
2016年10月05日 06時00分 読売新聞
奈良市の平城宮跡から出土した8世紀中頃の木簡に、ペルシャ(現代のイラン付近)を意味する「
国内でペルシャ人の名前を記した出土遺物が確認されたのは初めてで、奈良時代の日本の国際性を裏付ける成果となる。
木簡は1966年、人事を扱う式部省があった平城宮跡東南隅の発掘調査で出土した。文字が薄く肉眼では一部が判読不能だったが、今年8月、赤外線撮影をした結果、役人を養成する「大学寮」でのペルシャ人役人の宿直に関する勤務記録とわかった。
表側の上部に「大学寮解 申宿直官人事」、下部に、定員外の特別枠で任じられた役人「