田舎や離島など、へき地と呼ばれる場所では医師や看護師、
薬剤師の人材不足が昔から問題になっています。
へき地で働くメリットって何なのでしょうか?
今回は沖縄の小さな島へ移住した、あぐに薬局の女性薬剤師に
「島でのプライベート事情」や「お金の話」など、いろいろ聞いてきました!
「最近は人工知能とかロボットとか、そういった技術の進歩がすごいですよね。将来、薬剤師の仕事がロボットに置き換わったらどうしよう!なんて考えることがあるんですが、岡野さんにもそういう危機感ありますか?」
「うーん、確認作業や管理作業で人間のミスに気が付く超賢いロボットは出てくるかもしれませんけど、薬剤師の仕事が完全にロボットに置き換わることは無いと思いますよ。例えば患者さんから言葉を引き出す質問をするのはまだ人間にしか出来ないと思います」
「言葉を引き出す質問ってどういうのですか?」
「ちょっとした雑談の中でさりげなく探る質問をするんです。そこで『あ、やっぱりお薬飲んでないな』と気付けたり、お薬が必要無いのに何か飲まないと気が済まない患者さんは適切にアドバイスしたりして」
「あぁ…『わざわざ来たのに薬の一つも出さねぇのか!』って怒る人いそう!」
「そういう時は『胃腸が弱っているならアロエを食べるといいですよ』という感じで、患者さんの気分を損ねないように上手く話を持って行くとかしますね。こういう応用的な部分って、まだロボットでは出来ないと思います」
「相手とコミュニケーションをしながら、その人を理解したうえで適切な対応をするんですね」
「それが理想なんじゃないかなと思います。特に離島で育ったお年寄りはコンピューターが苦手ですし、人間味を求める患者さんは沢山いるんじゃないかな。私は、『わからないことがあったら、あそこの薬剤師に聞きに行こう』と言われる存在になりたいんです」
「薬界のGoogleみたいですね」
「たとえば患者さんがドラッグストアの店員さんに質問しても、明確な答えが返って来ない事がある。そこで患者さんが『まぁいいか』って思うのではなく、その質問を解決するために、自分の所に来てくれるような、そんな頼りになる人格、頼りになる存在になれたらいいなと思います」
「コミュニケーション力が高い薬剤師って必要ですね。冷たい人、いやですもん」
「人と人とのコミュニケーションを大切にして、患者さんのことを理解してあげることが薬剤師の役割なんじゃないかな。それが十分にできるこの島では、仕事にとってもやりがいを感じることができます。薬剤師としては本当に幸せなことだと思います」
「はぁ、立派な人だわ…。今日はいい話聞けました。寺田さんどうです?」
「そうですね、今回お話を聞いて、『離島は稼げそう』から、『離島やはり稼げる!』へと変わりました(笑)」
「そこかい! 岡野さん、今の貯金額はズバリいくら!?」
「言えません」
「ですよね」
「今回お話をうかがって、自分が将来どのような薬剤師になりたいかというビジョンが見えてきた気がします!尊敬すべき薬剤師さんにお会いできてとても幸運でした!岡野さんを目標にしてこれからも勉強や様々な体験をしていきます。今日はありがとうございました!」
「そこまで言ってもらえるとは…。こちらこそ、ありがとうございました!」
「あっ、最後にひとつだけ質問いいですか?」
「店内にお薬色々ありますけど、岡野さんが個人的に一番好きな薬って何ですか?」
「知って何になるんですか」
「えーっと、あっこれです!」
「あるんですね」
「葉酸錠。パッケージが好きなんですよ。かわいいですよね」
「ありがとうございます。満足しました」
ゆっくり流れる時間の中で、美しい自然と優しい住民に囲まれて、お金もいっぱい稼げる離島薬剤師の仕事はとても魅力的ですね。
これから薬剤師を目指す学生の皆さんや、現役薬剤師の方も是非離島やへき地で働く薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか!
最後に今回の取材のダイジェストムービーをどうぞ!
(おしまい)
はじめまして、転職サポーターの鈴木裕也といいます。
普段は「ドラおじさんの薬剤師・転職相談室」というサイトの運営をしています。
今回なぜこのようなコンテンツの制作を依頼したかというと、離島や僻地で働きたい薬剤師さんの為の、よりリアルな情報がネット上にはまだまだ足りないと感じたからです。今後も日本各地の離島をたくさん取材させていただき、「薬剤師が離島ではたらくってどういうことなのか?」ということを明らかにしていく予定です。
この記事を読まれた方の中で「離島で働くって良いかもなあ......」という薬剤師さんがいらっしゃいましたら無料で相談に乗りますので、お気軽にご連絡ください。私と薬剤師専門の優秀なキャリアコンサルタントが転職のお手伝いをさせていただきます!お問い合わせ