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●戦後65年になりますが、海外にはまだ、約116万人の戦没者の遺体が放置されています。この方々は、国の命令で逝ったのであり、国の責任で帰すべきです。
●安部内閣は戦後レジームからの脱却を政治課題に掲げています。沖縄は戦後放置され復帰後35年が経ちますが、沖縄戦当時の人口 約45万人の内20万が犠牲になったと言われます。
●沖縄守備軍は この間１０万人の内７万４千人（主戦力のほぼ７割）にとも言われる（これらの数字は曖昧ではっきりしない）、この将兵の遺体は未だに放置され土塊にされて野ざらしになったままです。
●沖縄への米軍の上陸は、米軍上陸地点である中部西海岸にはほとんど兵力をおかなかったために米軍は無血上陸を果たし、一気に本島を横断した。北部の本部半島と伊江島に
は若干の部隊を配置したが、4月21日までには米軍はほぼ占領した。
●ただ敗れた日本軍は山中に逃げ込み、そこで住民に対してさまざまな残虐行為を働くことになる。
●日本軍の作戦計画には、さきほど述べたように本土決戦準備のために時間稼ぎとい
う目的と、有利に戦争を終わらせるために米軍に打撃を与えるという目的があった。
●５月初めの総攻撃が失敗に終わると、もはや日本軍には攻勢に出る余力はなく、天皇は沖縄への関心を無くしてもっぱら本土決戦準備に関心を集中させていった。
●もはや日本軍の主力は壊滅し首里の守備軍司令部の陥落も時間の問題となった５月
22日、首里で「玉砕」するかどうか検討した軍司令部は、あくまでも時間稼ぎをする
方針を採用し本島南端にまで撤退し抵抗を続けることを決定した。
●５月末、数日にわたって豪雨が続き、米軍の攻撃が緩んだ隙を突いて、日本軍は南
部へ撤退していった。
●動けない一万人以上にも上ると見られる重傷患者は、青酸カリなどによって殺された。日本軍は捕虜になることを恥辱と考え、米軍に保護されることを拒んだからである。
●この考え方は民間人にも適用され、米軍に保護されようとする住民を背後から射殺したり、保護された住民を拉致してきて処刑するなどの残虐行為を各地でおこなったことはよく知られている。
●６月以降の戦いは、米軍による一方的な殺戮戦でしかなかった。日本軍の南部撤退
によって、南部に避難していた多くの住民が戦闘に巻き込まれて犠牲になった。住民
の犠牲の多数はこの南部撤退後に生じている。
●激戦地であった中部の浦添市（当時は浦添村）では住民の戦死者の54％が南部撤退後に生じている。南部の糸満市では約70％になる。
●北部では長期化にともなう飢えやマラリヤによる死者が多いので、戦闘が早く終わっていれば死者の多くは出ていなかったはずである。
●女子生徒たちが動員されたひめゆり学徒隊の死亡者は136人にのぼるが、６月18日（解散命令が出された日）までの死者は計19人（死者全体の14％）にすぎず、117人（86％）は6月19日以降の死者である。
●もし病院壕に赤十字と白旗を立てていればほとんどの生徒たちは助かったのである。
●こうして沖縄の人々は、本土の前線基地としてその命を賭しての人柱として戦争の最前線で国家・軍から見放され犠牲を強いられました。
●そしてそのことが、未だに遺骸すら調査されないままに放置されているのです。昨日の蟻の兵隊でも書きましたが、国の面子保持の犠牲にされたのです。
●その死後の弔いも無慈悲に放置する国の有り様は、靖国に拘る姿勢と軌を一にします。極めて情の乾いた政治的意図が見え隠れするのです。
●沖縄復帰35年を、沖縄の悲しみと怒りを忘れない時として肝に命じたいと思います。
●何とも言いようの無い酷い悲しい事実ですね。沖縄の住民の無念をなんとして表しても言葉が見つかりません。戦争はこの様に酷いものです。二度と戦争はしてはなりません。憲法九条を守って平和を維持しましょう。・・・・・EK
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TBにもはりましたが、島津藩の差別政策で一字性を強制された奄美の人が関東大震災時に、朝鮮人と間違われ、おまけに、「一銭五厘」の発音が訛りでおかしいとし、多くの人が虐殺された事実もあります。過去の問題ではなく、私たちが歴史の事実を語る事を諦めないことが無念の死を遂げた先人たちにできる、そして後世に伝えられる唯一、出来ることだと思っています。
2007/5/19(土) 午後 4:10
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