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●沖縄は歴史的に観て基本的には独立国でありましたが、江戸時代に薩摩藩に侵略されて併合されます。
●古来中国では沖縄を「大琉球」、台湾を「小琉球」と呼称していた。16世紀後半には明が中国船の海外渡航を日本を除いて許可し、中国商船が活発に東南アジア諸港で活動を始めたことや、スペインやポルトガルなどの南蛮勢力が台頭したこともあり、琉球と東南アジアとの交易は急速に衰退することになります。
●約200年間の平和で戦いから遠ざかっていた琉球は、大貿易時代の終結によって国力が低下していた上、15世紀に国王によって武器を没収されていた為に、薩摩藩（日本）の鉄砲隊に為す術無く、首里城は陥落。尚寧は和睦を申し入れ首里城から下城した。
●この衰退に乗じて、江戸時代薩摩藩が侵略併合することになります。これ以降日本の属国的存在として経済的にも社会的にも政治手的搾取と抑圧・差別を受けることになります。
●中国は「琉球は古来中華帝国に服属していた」ものとして、琉球の領有権を主張した。これを武力で日本は琉球領有の正当化のため、台湾原住民による琉球漁民殺害の報復として1874年（明治7）に台湾出兵を行なった。1879年（明治12）、明治政府は軍隊と警官を派遣して琉球藩の廃止を宣言し、鹿児島県に編入した。同年中に沖縄県を設置することになります。
●このことによって日本への同化を促進するために、皇民化教育が行われるようになります。
●天皇の民＝日本人になろうとして なることを強いられて) 戦争になげこまれていった帰結だった。日本本土から差別されてきた沖縄の人々は天皇のために尽くすことによって‘日本人’になり、差別から逃れようとしました。
●日本人になろうとしても結局、日本はあくまで沖縄を差別し、最後には切り捨てていったのです。
●沖縄は本土防衛・国体( 天皇制) 護持のための捨て石とされただけでなく、戦後は1947年の昭和天皇の米軍へのメッセージに見られるように、支配層の利益のために米軍支配下に差し出された。
●軍部は沖縄戦が始まると、沖縄県民を対象に、「方言を使用する者はスパイとみなす」という内規を出した。文化の否定である、殺すための口実です。
●「爾今軍人軍属ヲ問ワズ標準語以外ノ使用ヲ禁ズ。沖縄語ヲ以テ談話シアル者ハ間諜トミナシ処分ス」。この命令書によって、日本兵は沖縄住民に対して数多くのｽﾊﾟｲ容疑、拷問、虐殺を加えた。 こんな理不尽が・・・非常識があった。
●標準語を話せないのが一般的であり、わけても老人、こどもたちが多かった洞内の逃げ場では、この命令書は住民を背後から銃剣で突き刺すような日本兵にとって、処罰のための格好の口実となった。
●沖縄の戦死者の多くは、アメリカとの戦争よりも日本軍による虐殺、ガマ（洞窟）での集団自決によるものが多いと言われます。
●終戦後も長く沖縄をアメリカの軍事基地として使用させ、一貫して平和主義を守ってきた琉球の人々を苦しめてきました。
●沖縄の住民にこのような歴史があったことはよくわかっていませんでした。悲しいことです。戦争がもたらした深い傷なのでしょう。・・・・・EK
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