インドが政策金利引き下げ 政権の意向反映か
インドの中央銀行にあたる準備銀行は、4日開いた金融政策を決める会合で政策金利の引き下げを行うことを決め、先月就任したパテル新総裁の下、金融緩和を進めたい政権の意向が反映されたものと受け止められています。
インドの準備銀行は4日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を6.5%から6.25%に引き下げることを決めました。政策金利は2010年11月以来の低水準となります。
準備銀行のパテル総裁は会見を開き、インフレが抑制できていることや、世界経済の減速がインド経済にも影響を及ぼしかねず、景気を刺激する必要があることなどから利下げを決めたと説明しました。
インドはGDP=国内総生産の伸び率が2年連続で7%を超えていて、モディ政権は堅調な経済成長を維持するために金融緩和を一層進めたい方針ですが、先月退任したラジャン前総裁は政権与党の一部から「金融緩和に慎重すぎる」との批判を受けていました。
パテル新総裁の就任後初めての金融政策の会合では、これまで総裁1人が決めていた最終判断が準備銀行側3人に、政府側3人の委員も加えた合議制で行う形に変更され、その判断として利下げを決定したことは、政権の意向が反映されたものと受け止められています。
準備銀行のパテル総裁は会見を開き、インフレが抑制できていることや、世界経済の減速がインド経済にも影響を及ぼしかねず、景気を刺激する必要があることなどから利下げを決めたと説明しました。
インドはGDP=国内総生産の伸び率が2年連続で7%を超えていて、モディ政権は堅調な経済成長を維持するために金融緩和を一層進めたい方針ですが、先月退任したラジャン前総裁は政権与党の一部から「金融緩和に慎重すぎる」との批判を受けていました。
パテル新総裁の就任後初めての金融政策の会合では、これまで総裁1人が決めていた最終判断が準備銀行側3人に、政府側3人の委員も加えた合議制で行う形に変更され、その判断として利下げを決定したことは、政権の意向が反映されたものと受け止められています。