[文章] 伝わる・揺さぶる!文章を書く(山田ズーニー) | |
「自分の頭でものを考える方法」を教わったことはあるだろうか?
私自身、人としての価値は表現力がすべてだと思っている。
確かに表現するための価値を持つことも重要であるが、
表現力の基礎となるものは文章力である。 「考えて書く能力」が身につく一冊である。 私の考え方がいかに間違っていたかを認識したとき、 自分の表現力が目に見えて変化し、褒められたという経験が、 私が一押しする最大の理由である。 |
[対人関係] 箱―Getting Out Of The Box(ジアービンガーインスティチュート) | |
一見、なんの本なのかも分からないタイトルだが、中身は素晴らしい。 リーダーシップ能力の一つとして身に付けるべき技術の一つだというのがこの本の趣旨かもしれないが、 そんなの関係なく、大人になったら全員が読むべき本のひとつである。 組織における対人関係は、会社だけでなく、例えば親子の間でも成り立つ。 その間で、自分がいかに間違っていたかを、いかに箱の中にいたかを気づかせてくれる一冊。 この本は、会話形式であるが、私自身も同じ内容を説明できるようになるために練習してみようと思う。 復刊しました!→自分の小さな「箱」から脱出する方法 続編も出ました!→2日で人生が変わる「箱」の法則 実践編→実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法 |
[成功学] 成功学キャラ教授 4000万円トクする話(清涼院流水) | |
「成功学」と聞いてうさんくさく思う人は多いはず。しかし、この本ならば本一冊以上のリスクは全く存在しない。 そして、この成功が自分に合いさえすれば4000万のリターンだって難しくないと思う。まさに、ノーリスク・ハイリターンの世界。 自己啓発の本を好きで何冊も読む私もお気に入りのこの一冊、薦めるとなると強くはオススメはしないけれど、 どんな内容か気になるって思った人は、手に取るべきだと思う。その答えは・・・この本の中に。 |
[成功学] ビジョナリー・ピープル(ジェリー・ポラス,他) | |
成功者にインタビューをしつづけた人が書いた一冊。インタビュアとしては、このようなアウトプットを出してこそ、インタビュアだろう。
私にとってのインタビュア像は「言葉を引き出す人」というイメージを持っていることもあって、この本に出てきたたくさんの素晴らしいことばが非常にこころに響いた。
読み終えた今この瞬間、ものすごい熱い気持ちを抱いたまままずこの文章を書いている。そして今すぐにでも行動にうつしたくてうずうずしている。 みんなもこの本を読んで、ものすごいエネルギーをもらうといいよ!突っ走りましょう! <秀逸書評>わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ココロにガソリンを「ビジョナリー・ピープル」 |
[心理学] 投資の行動心理学(ジェイク バーンスタイン) | |
投資をやる方は必読の一冊。そうでない方も、心理学に興味があるなら手に取ってみてはどうだろう。 心理学は大きくわけてフロイト伝統心理学派とスキナー行動心理学派に別れるのですが、その違いがしっかりと掘り下げられて書かれていたのが非常に良かった。 著者はデイトレードの本(入門/実践)も名著であると思う。 |
[投資] 賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか | |
行動経済学、つまり、人が一見不合理な判断をしてしまう理由を学問的に解明する本。 これ、投資家が読むのが正当であると思うが、実にギャンブラーにも適する本でした。 お金に関する行動に興味がある方はぜひ読んでみましょう。 |
[投資] 投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう(木村剛) | |
投資関連に興味を持ち最初に手に取った本がこの本だったことを、今一番感謝しています。
もし、今から投資/資産運用に関する本を読もうと思っている方は、まずこの本から手に取ることをおすすめします。
この本の「まずは自分へ投資しよう」という結論に私は非常に同感です。
経済が混乱しても資産を守るように運用するより、どんな時勢になっても稼ぐことのできる能力を身につけることを、私は選択しました。
|
[経営] 名経営者が、なぜ失敗するのか?(シドニー・フィンケルシュタイン) | |
これは経営の本である。しかし、その本質は「失敗した人間を考察した本」である。
人の成功パターンは数多くあるが、失敗のパターンは似ていることが多い。
この本では失敗者を観察することによって、いかにして失敗を防ぐかを考えている。 経営なんてどうでもいい。失敗学の本として、必読の一冊であろう。 |
[数学] 数学に感動する頭をつくる(栗田 哲也) | |
コチラにまとめたとおりです! 最高の一冊です。 |
[勉強] ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~ | |
「なぜ学び、なにを学ぶのか」そう疑問を抱いたこと、誰しも一度はあると思うんです。その答えが、勉強の楽しさが、勉強を通して何を学んでいるのかが、すべてこの本に詰まっています。 16歳だけが読む本ではありません。すでに大学生以上の人だって、あの時勉強を通して何を学んできたのか、自分は何を学んでいたのかこれを手に振り返るのも良いでしょう。 そして、自分が学んできたことを明確にすることで使える知識に変換しちゃいましょう。いやー、勉強し直したくなったわー。 |
[ウェブ] ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる(梅田 望夫) | |
「あちら側」と「こちら側」。GoogleとMicrosoftの違いも、今と少し前の違いも、すべてこの言葉で理解できた。 「不特定多数無限大の人々」「ロングテール」と共に今のウェブシーンを理解するには最低限知っておくべき知識だと思う。 また、自動化こそすべてというGoogleと人の手が入ることで信頼性が上がるというYahoo!の対照的な考え方は非常に面白かった。 今のウェブシーンを知るためにも必読の一冊だと思います。 |
[個性] 非行少年の消滅―個性神話と少年犯罪(土井 隆義) | |
非行という観点から今の若者を考えさせられた一冊。中でも「個性」というものへの考え方が変わった。 個性を求められる時代の中で、個性というものの考え方の相違、個性を得なくてはならない恐怖、など。 今の若者を知るために欠かせない本の一つだと思う。 |
[経済] 東大生が書いたやさしい経済の教科書(東京大学赤門Economist) | |
マクロ経済を初めて学ぼうという方にオススメ。非常にわかりやすい。基本の説明が丁寧で、復習で思い出すことができ、応用で自分の武器にすることができる。 最後には人民元の切り上げの話まででてきてもう完璧。基本を学ぶの大事な要素がすべて揃っている一冊です。 |
[企業] 思考停止企業(ジャストシステム・エンタープライズソリューション協議会/JECS) | |
ナレッジマネジメントの本。売上に伸び悩んだ企業が、 対策のために作ったグループでナレッジマネジメントを立ち上げようと計画し、 運用していくまでをストーリー仕立てで書いた本。 本を出しているのが一太郎で有名なジャストシステムであるため大企業向けではあるが、 企業として抱えている問題という点ではどの会社でも同じような問題を抱えていると思う。 サラリーマンとして慣れてきた頃に読むべき一冊だと思う。 |
[自己啓発] カリスマ体育教師の常勝教育(原田 隆史) | |
タイトル通り、教育法の本です。私自身は、教育を受ける側の心構えを育てられました。
教育者とはメンターであり、すべては生徒に考えさせると言うこと。目標を立て、そのためには今何をするべきか、何ができるか。
文章を書くには「なぜ?」が必要である。目標を達成するためには「目標」が必要である。
態度教育。継続。特例を認めないこと。etc 教わったことが多すぎます。そして、この本にもっともっと若いうちに出会いたかったと後悔しています。 最近の教育に必要なこと。親は子供に忍耐・我慢を教える。自分は見られている存在であることに気付く。まずは、指導者が変わる。 |
[人間関係] 他人を見下す若者たち(速水 敏彦) | |
Amazonでは評価が低いが私はこのような本が大好きだ。 瞬時に本人が感じる「自分は他人に比べてエライ、有能だ」という習慣的な感覚=仮想的有能感。 この仮想的有能感を随所に見ることができる昨今、他者軽視の傾向があり、自己中心的である。 このような現象ひとつひとつを身に沁みて感じる一冊でした。 |
[コンサルティング] コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学(ワインバーグ) | |
タイトルはコンサルタントとなっていますが、中身は著者のコンサルタント経験を もとにして書かれた技術アドバイス一般についての本。 誰かに何か聞かれたら、その時点でコンサルタントなのです。 名言も多いですよ! |
[会計] 会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編(天野敦之) | |
今、就職を希望する学生に一番人気がある資格は簿記だそうです。
しかし、会計に関する知識が全くない。あるいは、今一つ理解していない方。
これを読めばきっと理解できると思う、初心者向けの一冊。
『会計のことが面白いほどわかる本 新会計基準の理解編』とセットで読むことをおすすめします。 会計とは、うさぎさんのことなのです。 |
[経営] 戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな(木村剛) | |
経済学者としてではなく、一経営者としての木村氏が各経営者にインタビューして書かれた本。 実際の話を引用しているだけあって、現実味があって良い。内容は経営としてはあたりまえのことが多いが、 当たり前だからこそ多くのビジネスマンに読んでもらいたい一冊なのである。 |
[小説家] ベストセラー小説の書き方(ディーン・R. クーンツ) | |
小説を書こうと思う方には必読の一冊です。私自身が書き手ではないため、うまく表現できませんが、実に具体的に書かれているのが非常に良く、 読み手としても納得させられる部分が多かったです。 |
[投資] チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言(チャールズ エリス) | |
すべてはこの3つの名言を見れば、この本がどういう本なのか。そしてどれくらい良い本なのか理解できるであろう。 『適切な検討をして購入した株式であれば、それを売却する時は−−−永遠に来ないだろう。』 『長期の期待形成においては、たいていの場合、現在の状況を過大評価しがちである。つまり、将来も現状がほぼそのまま継続すると考えがちなのだ。』 『リスクとは、将来重要な買い物や支払いをしたいと思った時に、十分な現金を持ち合わせていないという確率である。』 |
[リーダーシップ] スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学(ワインバーグ) | |
私が一番好きな一冊です。しかし、おすすめするとなると評価は低め。 非常に読みにくい一冊だと思います。しかし読めば読むほど味が出るので、 「技術的リーダーシップ」という単語に興味がある方はぜひ手を出してもらいたい。 MOIモデルの考え方と、各章末の問いに答えていくことで、新しい道がきっとひらけることでしょう。 |
[投資] 敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか(チャールズ・エリス) | |
勝者のゲームとは、技を決めた者が勝つゲーム。 敗者のゲームとは、ミスをしない者が勝つゲーム。 個人投資家の運用は後者。敗者のゲーム。ミスをするな! 投資は娯楽ではない。責任である。 運を引き寄せるには準備が必要である。 失敗しても耐えられる範囲のリスクに留めるべき。 長期投資家は、株が値下がりした時にこそ喜ぶべきである。 遺産税とは、遺産という資産に対する課税ではなく、財産の分配について生きている間に重要な意思決定ができなかったことへのペナルティーと理解する。 この本を読むと上記のように思う。しかし、そんなことはどうでもいい。この本を読むことで「敗者のゲーム」「勝者のゲーム」という概念だけは絶対に覚えて欲しい。 すべてにおける基本概念になっていく。人間としての基礎知識のひとつです。 |
★★★★★ ぜひ皆さんにオススメです