長崎原爆遺跡、国史跡に指定 文科省
文部科学省は3日、長崎市の五つの被爆遺構で構成する「長崎原爆遺跡」を国の史跡に指定したと官報に告示した。被爆遺構の国史跡指定は広島市の原爆ドームに次いで2例目。
昨年6月、文化審議会が指定を答申していた。1945年8月9日に投下された原爆の被害を受けながら形をとどめる遺構が対象で、上空で原爆がさく裂した爆心地▽被爆校舎の旧城山国民学校校舎▽崖下に落下した浦上天主堂旧鐘楼▽爆風で9センチずれた旧長崎医科大門柱▽一本柱になった山王神社二の鳥居-が指定された。
=2016/10/03付 西日本新聞夕刊=