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小野田参院議員も二重国籍

自民党の小野田紀美参院議員=原田悠自撮影

 自民党の小野田紀美参院議員(33)=岡山選挙区=は4日、日本と米国の二重国籍の状態にあり、米国籍の放棄手続きを進めていると明らかにした。民進党の蓮舫代表に台湾籍が残っていたことが報道されたため調べたところ、自らも米国籍が残っていたことが判明した。

     小野田氏の事務所は4日、「知識不足で米国内での手続きが完了できていなかった。大変申し訳ない」とのコメントを出した。

     小野田氏は米国生まれで父が米国人、母は日本人。今年7月の参院選で初当選した。事務所によると、昨年10月に参院選への立候補が決まった際、日本国籍の選択と米国籍放棄の手続きを日本で終えたが、国籍法が努力義務を課している米国での放棄手続きが完了していなかった。

     安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、国会議員の二重国籍について「ことさらチェックしていないが、基本的に我が党の議員は二重国籍ではないという認識に立っている」と答弁していた。【飼手勇介】

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