韓国外務省 慰安婦めぐる安倍首相発言への言及避ける
安倍総理大臣が、慰安婦問題をめぐって元慰安婦の女性たちに書簡を送る考えはないと述べたことについて、韓国外務省は、反応はしないとの立場を示し、当面この問題で議論を続けるのを避けた形です。
去年12月の慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意について、元慰安婦への支援事業を行うため韓国政府が設立した財団は、元慰安婦たちへ書簡を送るよう安倍総理大臣に働きかけることを検討していますが、安倍総理大臣は3日の衆議院予算委員会で「合意内容の外でありわれわれは毛頭考えていない」と述べました。
これについて、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は、4日の記者会見で韓国政府の受け止めについて問われたのに対し、「安倍総理大臣の関連発言、特に具体的な表現については言及しない」と述べてコメントを避けました。そして、「元慰安婦の方々の名誉と尊厳が回復し、心の傷が癒やされるよう日本政府と引き続き協力していく」として、従来の立場を繰り返すにとどめました。
韓国政府としては国内で今も、合意への反対の声が根強いだけに、書簡など安倍総理大臣のメッセージが直接、届くような措置がとられれば合意への理解が広がるものと期待しています。ただ、日本側がこれを明確に否定したのを受けて、当面この問題で議論を続けるのを避けた形です。
これについて、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は、4日の記者会見で韓国政府の受け止めについて問われたのに対し、「安倍総理大臣の関連発言、特に具体的な表現については言及しない」と述べてコメントを避けました。そして、「元慰安婦の方々の名誉と尊厳が回復し、心の傷が癒やされるよう日本政府と引き続き協力していく」として、従来の立場を繰り返すにとどめました。
韓国政府としては国内で今も、合意への反対の声が根強いだけに、書簡など安倍総理大臣のメッセージが直接、届くような措置がとられれば合意への理解が広がるものと期待しています。ただ、日本側がこれを明確に否定したのを受けて、当面この問題で議論を続けるのを避けた形です。