日銀の資金供給 10か月連続で過去最高
日銀が市場に供給しているお金の量を示す「マネタリーベース」は、大規模な金融緩和を続けていることから先月末時点で412兆円余りとなり、10か月連続で過去最高を更新しました。
マネタリーベースは、世の中に出回る紙幣と硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金である「当座預金」の残高を合わせたもので日銀が市場に供給しているお金の量を示します。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースの残高は412兆8432億円で前の月に比べて8兆3142億円増え、10か月連続で過去最高を更新しました。これは日銀が、目標としている2%の物価上昇率の実現に向けて国債などを大量に買い入れて資金を供給する大規模な金融緩和を続けているためです。
ただ、ことし8月の物価上昇率は6か月連続でマイナスとなり、日銀による大量の資金供給にもかかわらず目標とする物価上昇には程遠い状況です。このため日銀は先月の金融政策決定会合で新たに長期金利の水準を目標として定めるなど、金融緩和策の変更に踏み切りました。
これに伴い国債の買い入れの量については、現在の年間80兆円を目安にしつつも増減する可能性があるとしていて、今後、これまでと同様のペースでマネタリーベースが増加するのか注目されます。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースの残高は412兆8432億円で前の月に比べて8兆3142億円増え、10か月連続で過去最高を更新しました。これは日銀が、目標としている2%の物価上昇率の実現に向けて国債などを大量に買い入れて資金を供給する大規模な金融緩和を続けているためです。
ただ、ことし8月の物価上昇率は6か月連続でマイナスとなり、日銀による大量の資金供給にもかかわらず目標とする物価上昇には程遠い状況です。このため日銀は先月の金融政策決定会合で新たに長期金利の水準を目標として定めるなど、金融緩和策の変更に踏み切りました。
これに伴い国債の買い入れの量については、現在の年間80兆円を目安にしつつも増減する可能性があるとしていて、今後、これまでと同様のペースでマネタリーベースが増加するのか注目されます。