2016年10月4日12時38分
母親の遺体を自宅に放置したとして、警視庁は、同居する長男で無職の上野貴光容疑者(43)=東京都品川区大井5丁目=を死体遺棄容疑で逮捕し、4日発表した。容疑を認め、「葬式のお金がなく、どうしていいかわからなかった」と話しているという。
大井署によると、逮捕容疑は、今年1月ごろに死亡した母親エツ子さん(83)の遺体を自宅マンションの一室に放置したというもの。上野容疑者はエツ子さんと2人暮らしだった。
今月3日午後2時ごろ、家賃の滞納が続いたとして東京地裁の執行官が上野容疑者宅に立ち入ったところ、布団に横たわったエツ子さんの遺体を発見した。ミイラ化しており、目立った外傷はなかった。
上野容疑者は「1月ごろ、アルバイトから帰ったら母親が死んでいた」と説明しているが、署は司法解剖して詳しい死因を調べる方針。
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朝日新聞社会部