「小学二年生」１２月発売で休刊　残るは「一年生」だけに

　小学館は４日、学年別の学習雑誌「小学二年生」を休刊すると発表した。１２月２６日発売の２・３月合併号が休刊前の最後の発売となる。

　同誌は１９２５年創刊。「近年の子供を取り巻く環境は大きく変化しており、趣味嗜好（しこう）が多様化している現在、読者のニーズに必ずしも合致しなくなってきました」と、同社は９１年の歴史を止める理由をコメントしている。

　一方で、基幹雑誌である「小学一年生」は引き続き発行。同誌を卒業した２～４年生をターゲットにした新しい学習増刊シリーズを来春に立ち上げ、今後も小学生向けの新ジャンルを開拓していくとしている。

　小学館の小学生向け雑誌は、かつては「一年生」から「六年生」まで発行されていたが、「三年生」から「六年生」は既に休刊になっている。