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【首都スポ】

関東大学サッカー 明大逆転で9連勝! 89分柴戸弾!90+3分富田弾で白星

2016年10月2日 紙面から

明大−流通経大 後半ロスタイム3分、明大の富田(右)が決勝ゴールを決め喜ぶ。手前左は柴戸=千葉県総合SC東総運動場で(福永忠敬撮影)

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◇明大2−1流通経大

 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は1日、各地で第16節の1部2試合と2部2試合を行い、1部首位の明大は2−1で流通経大に競り勝った。1点を先行されたものの、土壇場でMF柴戸海(3年・市船橋)とMF富田光(2年・中京大中京)が決めて逆転。連勝を9とし、優勝へまた一歩近づいた。専大と対戦した順大は3−0で快勝し、連敗を4で止めた。今節の残り試合は2日に行われる。

 明大が粘りの逆転ショーを披露した。0−1のビハインドで迎えた終了間際に連続弾を決め、流通経大をうっちゃった。

 起死回生の同点ゴールをマークしたのはMF柴戸だった。後半44分、相手がクリアし切れなかったボールをゴール前で拾い、左足でねじ込んだ。シュートは「気持ちが少し入りすぎてしまいました」とジャストミートできなかったものの、絶妙のコースに転がった。

 今リーグ4点目を記録したボランチは試合後、「(シュートが)結果的に入ってくれて良かったです。相手が特に疲れてくる時間帯で、しかも負けていたので、自分があそこ(ゴール前)まで行くことをかなり意識しました」と振り返った。冷静な判断から生まれた得点。ただ、試合の流れを的確に読む目をもつ柴戸もそこから逆転の一発が飛び出すことまでは想定していなかったという。

 同点劇から4分後、交代出場コンビがゲームをひっくり返した。MF道渕諒平(4年・仙台ユース)が右サイドを巧みに突破し、中央をしっかりと見て折り返したパスをフリーだったMF富田が右足で蹴り込んだ。殊勲の2年生は、「ボールが来ると信じて待っていました。(自身の)調子はあんまり良くなかったんですけど、勝利に貢献できたのでうれしいです」と、頬を緩めた。

 明大は優勝した8月の総理大臣杯全日本大学トーナメントで、全5戦のうち3戦で先制されながらも、最終的にはすべて勝利をもぎ取った。「あの大会で勝負強さがつきました」と柴戸。この日も焦らずに試合を運び、第8節からの連勝を9へと伸ばしたチームに、死角はまったく見当たらない。「謙虚に一試合ずつ戦うだけです」と明言こそ避けたものの、背番号「6」の表情は自信に満ちあふれ、6年ぶりのリーグVを確信している様子だった。 (関孝伸)

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